検索意図をSEOに活かす！調べ方と読者ニーズを掴むコツ

「検索意図って何？」
「検索意図ってどうやって調べるの？」

上記のようなことで悩むことはないでしょうか。

この記事では、検索意図の基本から、検索意図の種類・「調べ方などをくわしく解説していきます。

この記事を読むことで、ユーザーの満足度が高いコンテンツ作成ができるようになりますよ。

webディレクターの私が解説します。

この記事を書いた人

りんメディアディレクター

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㈱Wooのメディアディレクター。BLOGUSを専任しています。 元副業ライター、現副業ディレクターです。 BLOGUSでは主にビジネス・恋愛・ブログに使える行動心理学について発信しています。本業は児童館の先生です。

• 保育士
• 放課後児童支援員
• WEBライター
• WEBディレクター
• 行動心理学

この記事の監修者

ドム(工藤逸世)SEOコンサル&WPテーマ開発

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㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。

• SEO検定1級
• ITパスポート
• 基本情報技術者
• PHP
• Java
• JavaScript
• TypeScript
• React
• Docker
• SCSS
• WordPress
• スクレイピング（GAS/python）
• 業務効率化ツール開発全般
• SEOコンサルタント

検索意図とは？

検索意図には、「知りたい」「〜したい」など、ユーザーの求めるものが現れています。

検索意図を把握せずにコンテンツを作成すると、ユーザーが満足せずに離脱率が高くなることも。

また、商品の購入や問い合わせを目的としている場合、検索意図とズレているとコンバージョン(最終的な成果)率の低下に繋がります。

検索意図を把握するには、以下2つの意識に着目することが大切です。

2つの意識の違いについて解説します。

顕在意識

例えば「検索意図 seo」という検索クエリ(キーワード)で検索したとしましょう。

顕在意識では以下のようなユーザーの意図が考えられます。

このように、キーワードに沿った検索の理由が顕在意識です。

潜在意識

SEO記事やコンテンツ作成で検索意図を考慮する場合、とくに重要なのが「深層心理」で求めている検索意図です。

例えば、先ほどと同じく「検索意図 seo」キーワードで検索があった場合、以下のような潜在意識もあるはずです。

キーワードから見える表面的な検索意図だけでなく、その背後にある隠れた意識を把握することが何より重要になります。

顕在意識と潜在意識を把握したら、ここからさらに検索意図を深堀していきましょう。

次の項目で、検索意図の分類とクエリについて解説します。

検索意図の分類とクエリ

検索意図を深堀していき、細かく分類していくと以下の4種類に分けることができます。

クエリとは、ユーザーが実際に検索窓に入力する言葉のことです。

それぞれの分類について、例題を挙げつつ詳しく解説していきます。

①Goクエリ（案内型）

Goクエリは、「案内型クエリ」「ナビゲーショナルクエリ」とも呼ばれています。

例えば、以下の3つのキーワードの検索意図をかんがえてみましょう。

上記のように、特定の場所やサイトに行くための情報を求めているキーワードは「Goクエリ」に分類されます。

Goクエリに分類されるキーワードでコンテンツを作成する場合、以下のようなポイントを意識してみてください。

上記を意識することで、Goクエリで検索するユーザーにマッチしたコンテンツを作成しやすくなります。

②Kwowクエリ（情報収集型）

Kwowクエリは、「情報収集型」や「インフォメーショナル」とも呼ばれています。

knowクエリで検索するユーザーは、特定のことについて「学びたい」「知識を深めたい」といった、“知ること”が目的です。

例えば以下のようなキーワードがKnowクエリに該当します。

ユーザーの目的が達成できるように、Knowクエリのコンテンツ作成時は以下の点を意識しましょう。

これらの点を意識することで、ユーザーの疑問や興味に応えることができ、満足度が高いコンテンツを提供できます。

③Doクエリ（取引型）

Doクエリに分類されるキーワードで検索するユーザーは、何かを行なうための「方法や手順」を知るのが目的です。

以下のようなキーワードがDoクエリに分類されます。

Doクエリの検索意図は、ユーザーが知り得た情報を基に行動を起こしたいと考えています。

そのため、行動を促すように以下の点を意識しましょう。

上記の点を意識することで、ユーザーが求めているコンテンツを作成しやすくなります。

④Buyクエリ

以下のようなキーワードがBuyクエリに分類されます。

Buyクエリは「購入」「申し込み」といった購入意欲が高く、コンバージョン率が高いクエリです。

行動を促すために、以下のようなポイントを意識してコンテンツを作成してみましょう。

上記を意識することで、より購入意欲を高め、行動を起こしてもらいやすいコンテンツを作成しやすくなります。

SEOに有効な検索意図の掴み方7つ

ユーザーの検索意図を把握することは、効果的なSEO戦略の鍵となります。

検索意図を掴み、SEO対策に活かすための具体的な方法は以下の7つです。

これらを具体的に活用する方法を順番に詳しく解説していきます。

競合を解析する

競合サイトの分析は、上位表示を目指す上で重要な工程です。

すでに上位表示されている競合サイトは、検索エンジン・ユーザーから高い評価を得ていると言えます。

言い換えれば、上位表示されている競合サイトの分析を行なえば、上位表示に必要なヒントが隠れているということ。

競合解析では、以下に着目して調査を行いましょう。

分析をすると、競合の強み（アクセスの獲得）だけではなく、弱み（足りない情報）を把握することもできます。

競合サイトのSEO施策の優れている点を把握し、自サイトで対応するための施策を検討することが重要です。

そして、競合サイトの弱みを把握することで、差別化できるポイントをより強化し競合に対して優位性を確保できます。

質問サイトでキーワード検索する

検索意図をより深く理解するために、Yahoo知恵袋やOKWAVEといった質問サイトを参考にしましょう。

質問サイトでは、ユーザーがどのような疑問やニーズを持っているのかをリアルな声で把握できます。

ユーザーに刺さるコンテンツ提供ができ、SEO効果も得られておすすめです。

質問サイトでは、一般的なキーワードだけでなく「ロングテールキーワード」といったより具体的な検索キーワードで質問されていることがほとんどです。

ロングテールキーワードには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

ロングテールキーワードは上手く活用することで様々な検索意図に対応できるため、高いSEO効果を得られます。

SEOコンテンツを制作する人にとって、質問サイトは情報の宝が詰まった場所です。

よりユーザーの検索意図に合致したキーワードを選ぶためにも、質問サイトでのリサーチもしっかり行いましょう。

「関連する質問」を見る

ブラウザに表示される「関連する質問」は、ユーザーが抱えている特定の問題や疑問のことです。

「関連する質問」を参考にすることで、ユーザーの問題や疑問を具体的な言葉で知ることができます。

試しに「女性 ダイエット」に関連する質問を見てみましょう。

「女性 ダイエット」の関連する質問から、以下のような検索意図があると考えられます。

関連する質問を参考にするだけでも、コンテンツに記載すべき内容が定まってきますよね。

サジェストキーワードを見る

サジェストキーワードを参考にすることで、実際のユーザーの検索行動や興味を把握することができます。

しかし、あくまで「こういったキーワードで検索している人がいる」ということだけなので、必ずしも検索意図とマッチしているとは限りません。

「実際の検索だから需要があるだろう」とサジェストキーワードを意味もなく詰め込むと、検索意図とズレたコンテンツになる可能性が高くなります。

サジェストキーワードを参考にする際は、実際に検索結果を見た上で「ユーザーが求めている情報なのか」の判断を行ないましょう。

関連キーワードを見る

関連キーワードを参考にすることで、コンテンツの質を向上できるだけではなく、気づかなかった検索意図を発見することもできます。

試しに「女性 ダイエット」の関連キーワードを見てみましょう。

「女性 ダイエット」の関連キーワードを見ると、以下の検索意図が考えられます。

このように、関連キーワードから検索意図を分析することで、ユーザーが「何を求めているのか」をより深く理解できます。

また、競合と同じキーワードで勝負する場合、関連キーワードを考慮することで差別化が可能です。

関連キーワードを上手く活用することで、競合サイトにない情報を追加し、より多くのユーザーを引き付けることができます。

共起語を見る

例えば、「女性 ダイエット」というキーワードであれば、以下のような共起語があります。

上記が「女性 ダイエット」を解説しているサイトやブログで、頻繁に使われているワード。

共起語だけを見ても、ダイエットの具体的な方法や、ダイエットを成功に導く食事メニューやコツなどが求められていると予想できます。

共起語を参考にすることで、キーワード戦略の幅が広がるため、ユーザー価値の高いコンテンツを作成できるようになります。

ツールを使う

検索意図の把握や競合サイトの分析にはツールを使用するのが便利です。

サジェストキーワードの確認や競合記事のリサーチも、ツールを使えば簡単に情報を集めることができます。

例えば、サジェストキーワードや競合記事のリサーチに便利なのがラッコキーワード。

キーワードを入力するだけで、以下のように一覧表示でリサーチできます。

上記2つの情報を入手するのに、かかった時間は1～2分ほどです。

ツールを使わずにリサーチをしてしまうと、情報を入手するだけでも最低1時間くらいは必要。

ツールを使用すれば、時間効率が大幅に向上します。

精神的な負担も軽減されるので、SEOコンテンツを作成する方にとってツールの使用は必須です。

次の章で、検索意図を掴みやすい便利なツールを紹介します。

検索意図を掴みやすい便利ツール

検索意図を掴みやすい便利ツールは次の4つです。

それぞれのツールの特徴を解説していきます。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、無料で使えるキーワードリサーチツールです。

以下のような機能が無料で利用できます。

無料版だと、出力されるキーワードやコンテンツの数が上位20件までとデータ取得数に制限があります。

しかし、制限があるとはいえ無料でも様々な検索意図や、SEO戦略を練るための十分な機能が利用可能です。

また、競合分析も優秀で、競合サイトのURLを入力するだけで、詳細な情報を確認できます。

この他にも競合記事の見出しを抽出する機能といった、SEO戦略には必須の機能が提供されています。

競合解析ツール

競合解析ツールは、ラッコキーワードの見出し抽出で取得したCSVファイルを見やすく整理するためのツールです。

以下のことを、競合サイトを直接訪問せずに確認できます。

使い方はとても簡単で、ラッコキーワードで取得したCSVファイルを貼り付けるだけ。

競合解説ツールを活用することで、効率的に競合サイトの戦略の把握できます。

以下のページからさっそく使ってみましょう。

競合解析ツール｜記事作成時の競合チェックを時短する。

  記事を書く前に競合サイトを訪問する時代は終わりました。 わざわざ競合のPV数を増やしてあげながら、記事構成を作るのにあなたの貴…

Ubersuggest

Ubersuggestは一部の機能は有料ですが、無料でも利用できるリサーチツールです。

以下のような機能とメリットがあります。

サイト運営やブログを初心者にとって、リサーチから記事作成までをサポートしてくれるツールです。

実際にUbersuggestを使った口コミを、以下の記事で見られます。

ウーバーサジェストの評判と口コミ｜特徴と使い方を解説【画像付】

    この記事ではウーバーサジェスの評判と口コミについて実際にユーザーである私が解説します。   ウーバーサ…

unifyキーワード

unifyキーワードは、キーワード管理とサーチコンソールのデータを、WordPress上で一括管理できるプラグインです。

unifyをインストールすることで、以下の機能がワードプレス上で利用できるようになります。

無料版と有料版は設定可能なキーワードや、投稿画面での表示されるキーワードの数が違うだけ。

WordPressを使用しているユーザーにとっては非常に便利なプラグインです。

SEOコンサル&WPテーマ開発

ドム(工藤逸世)のコメント

私が開発したunifyキーワードのくわしい機能・料金・使い方は以下の記事にまとめています。

キーワード管理ツール｜面倒な整理作業が30秒で終わるツールを公開！！

      このように思ってる方も多いはずです。     ３時間くらいかけてキーワード１つ…

まとめ

検索意図の把握や競合調査を丁寧に行なうことで、ユーザーが満足するコンテンツを作成しやすくなります。
検索意図をしっかり把握するためには、ツールの使用が欠かせません。

ユーザーに寄り添い、満足度が高いコンテンツを作成することで、SEOの評価向上にもつながります。

ぜひ、ツールを活用して質の高いコンテンツ作成を目指しましょう。