「webライティングって、普通の文章とどう違うの?」
「スキルアップできる簡単な方法を知りたい」
ブロガーやwebライターとして活動を始めたけれど、「書き方」に悩むことはありませんか?
今回は、webライティングの基本ルールからスキルアップの練習法まで、1つずつ丁寧に解説していきます。
最後まで読めば、ライティングの初心者からステップアップできますよ。
㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
webライティングの基本ルール
webライティングとは、web上で読まれることを前提とした文章のこと。
論文や文学とは異なり、「読みやすさ」「分かりやすさ」が求められます。
しかし、初心者でも基本ルールを抑えていれば、ある程度質の高い記事を書くことは可能です。
今回は、webライティングで特に注意が必要な13個の基本ルールを解説していきます。
- コピーした文章をそのまま使わない
- 敬体か常体で統一する
- 話し言葉はNG
- 同じ文末を連続させない
- 「~たり」の使い方に注意する
- 省略している単語を使わない
- 接続詞の省略基準を決めておく
- 一文一義で書く
- 私見的な表現を避ける
- 引用元を明確にする
- 二重表現・冗長表現を使わない
- 敬語を正しく使う
- 期間が限定される文章は書かない
コピーした文章をそのまま使わない
他サイトの既存記事からコピーした文章を全部または一部使用することを、コピペといいます。
webライティングでのコピペは、基本的に禁止行為です。
無許可で使用すると著作権侵害になり、損害賠償を請求される可能性があります。
また、重複コンテンツであると判断された場合は、Googleからペナルティを受けやすくなります。
コピペをすることで結果的にプラスに働くことは何もありません。絶対にやめましょう。
敬体か常体で統一する
- 敬体:「~です」「~ます」調
- 常体:「~だ」「~である」調
記事の中で「敬体」と「常体」が混在していると、読者と筆者の距離感が分かりづらくなります。
「誰に向けて話して(書いて)いるか」が、記事では非常に重要なんです。
- ◯:今日は暑い日でした。汗が止まりませんでした。明日はタオルを持っていきます。
- ✕:今日は暑い日でした。汗が止まらなかった。明日はタオルを持っていきます。
読者のターゲットによって、「敬体」「常体」のどちらを使用するかを決めましょう。
話し言葉はNG
日本語は「話し言葉」と「書き言葉」に分類されます。
「話し言葉」と「書き言葉」
- 話し言葉:主に対面の会話や、親しい人への連絡に用いる言葉
- 書き言葉:主に公的な文章に用いる言葉
基本的にwebライティングは、書き言葉で記述します。
書き言葉を用いるのは、見えない相手でも、情報を分かりやすく正確に伝えるためです。
話し言葉の例 | 書き言葉の例 |
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webライティングで特に注意したいのは、「ら抜き言葉」と「い抜き言葉」。
話し言葉でも意味は通じますが、文章では読みにくく、稚拙な印象になってしまいます。
文章の印象によっては、読者に「常識がない」「欲しい情報を得られない」と判断されかねません。
同じ文末を連続させない
「~です」「~ます」などの文末表現を繰り返すと、記事が単調な印象になってしまいます。
webライティングでは、語尾に変化を付けることを意識し、同じ語尾は2回までに留めましょう。
文末表現の悪い例
今日は天気がいい日です。絶好の散歩日和です。近くの公園まで愛犬と散歩に行き、楽しかったです。
文末表現の良い例
今日は天気がいい日でした。絶好の散歩日和。近くの公園まで愛犬と散歩に行き、楽しめました。
内容は同じですが、良い例の方が、リズムが感じられて読みやすくなっています。
体言止めや、「~ません」「~しょう」などの文末表現が異なる文章を挟み、読みやすい文章を意識しましょう。
「~たり」の使い方に注意する
「~たり」という表現は、基本的に単独では使用しません。
また、正しい使い方であっても、「~たり」が続く文章は冗長な印象を与えてしまいます。
使用する場合は、使用ルールはもちろん、頻度についても注意しましょう。
並列の文章では動詞に「~たり」を繰り返す
「~たり」を使用するときは、「○○たり、△△たり」のように、複数回使うことが基本です。
「~たり」の悪い例
休日は、友だちと映画を見たりカフェに行って、楽しい時間を過ごしました。
「~たり」の良い例
休日は、友だちと映画を見たりカフェに行ったりして、楽しい時間を過ごしました。
ただし、正しい使い方でも文章が長くなると、必要な情報が読みにくくなってしまいます。
その場合、「~たり」を使わない別な表現も検討してみましょう。
「~たり」を使わない表現の例
休日は、友だちと映画館やカフェに行き、楽しい時間を過ごしました。
例示の文章では単独使用OK
「たとえば」と付けられるような例示の文章であれば、単独で「~たり」を使用しても問題ありません。
例示の文章で「~たり」を使う例
- (たとえば)休日はカフェに行ったりしています。
=休日はカフェに行くなどしています。
省略している単語を使わない
「話し言葉」と同様に、「省略語(略語)」もできるだけ使用しないようにしましょう。
略語の例
- ✕スマホ→◯スマートフォン
- ✕バイト→アルバイト
略語の方が共通言語化している言葉(例:コンビニなど)もありますが、判断が難しい場合は、正式名称で記載するのが無難です。
記事の中にあまりに略語が多いと、読者に稚拙な印象を与えてしまいます。
接続詞の省略基準を決めておく
接続語は、文と文をつなぐ役割があります。
しかし、接続詞を多用しすぎると、堅くて回りくどい表現になってしうことも。
基本的に、「削除しても内容が伝わる接続語は削除する」という判断基準をもっておきましょう。
ただし、逆接(「しかし」「ところが」「~にもかかわらず」など)はあった方が伝わりやすくなります。
文章のバランスを見て判断しましょう。
一文一義で書く
1文の中で伝える内容を1つだけに絞ること
以下の文章をご覧ください。
明らかに後者のほうが、読みやすく伝わる文章ではないでしょうか。
1文が長すぎる例
今日は朝から雨が降っていたため、私は傘を持って家を出ましたが、夕方になって晴れたことで、会社に忘れてきてしまいました。
一文一義に直した例
今日は朝から雨が降っていたため、私は傘を持って家を出ました。
しかし、夕方になって晴れたことで、会社に忘れてきてしまいました。
一文が長くなってしまうと、「結局なにが言いたいの?」と、読者の理解度が低下してしまいます。
webライティングでは、一文をできるだけ簡潔にすることを意識しましょう。
私見的な表現を避ける
収益化ブログやwebメディアなどの記事では、私見的な表現をしないように注意が必要です。
私見的な表現の例 | webライティングでの表現の例 |
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また、断定的な表現をする際は、偏った意見にならないよう注意しましょう。
断定的な表現の悪い例
- 「女性は結婚したほうが幸せになれる」
- 「男性はどんどん出世したほうがいい」等
読者が知りたいのは、個人の意見ではなく「根拠に基づいた正しい情報」です。
私見的な表現は避け、読者にとって有益な情報の発信を心がけましょう。
引用元を明確にする
コピペは禁止ですが、引用元を明確にすれば他人の文章を用いることができます。
引用する際は、必ず「引用元」や「出典」を明記しましょう。
著作権とは、簡単にいうと、「著作物」を創作した人(著作者)が、著作物を勝手に他
人に利用されない権利です。「思想や感情を創作的に表現したもので、文芸、学術、美術、
又は音楽の範囲に属するもの」(著作権法第2条第1項第1号)は「著作物」として著作権
法の保護の対象となります。例えば、子どもが壁に落書きした絵も、上の条件に該当すれ
ば著作物です。著作物は、勝手に公表したり、複製したり、改変したりすることはできま
せん。ブログと著作権-参議院 より引用
これらの記載がなければ、コピペと判断され、著作権侵害に該当します。
また、引用元が公的な機関があればあるほど、記事の信頼度が高くなります。
二重表現・冗長表現を使わない
「二重表現」や「冗長表現」は、回りくどく分かりにくい文章になります。
- 二重表現:同じ意味の言葉を繰り返すこと
例)×一番最初→○最初 など - 冗長表現:文章の内容と関係のない単語や表現によって、読みづらくなること
例)×「~することができる」→○「~できる」 など
繰り返しになりますが、webライティングでは「簡潔に分かりやすく」することが大切です。
表現が二重になっていないか、同じ言葉を繰り返していないかを、意識して見直しましょう。
原則、「なくても意味が伝わる言葉」は省きます。
敬語を正しく使う
正しく使っているつもりでも、意外にも誤った使い方をしてしまうのが敬語。
特に注意が必要なのは、「二重敬語」と「謙譲語と尊敬語の混同」です。
- 二重敬語:敬語を二重で使用すること
例)言う……×おっしゃられる→○おっしゃる など - 謙譲語:自分や身内の行為や物事に対する敬語
例)言う→申し上げる - 尊敬語:相手や話題になる人の行為や物事に対する敬語
例)言う→おっしゃる
相手に対して敬語を使用し、丁寧な表現で書くことは大切です。
しかし、使い方を誤ると、文章の伝わり方が異なったり、読者に不信感を与えたりする原因になります。
期間が限定される文章は書かない
webライティングでは、季節や期間が限られるような表現は使わない方が無難です。
季節や期間が限定される表現の例
- 「肌寒い季節となりました」
- 「桜が満開ですね」
- 「海水浴を楽しみましょう」
なぜなら、公開した記事は、季節や期間を問わずにweb上に残っていくから。
季節が移り替わると、読者にとって「季節外れ」や「古い情報」といった印象をもたれてしまいます。
見極めるポイントは、その情報に「希少価値」があるかどうか。
記事の内容を考慮しながら、注意して表現を選ぶようしましょう。
ライティングスキルを身に付けるには?
ライティングスキルとは
webライティングは、大きく分けると3つに分類されます。
以下のライティング方法を理解して書き分けることで、情報を求める読者の元に届きやすくなります。
- コピーライティング
- セールスライティング
- SEOライティング
「誰に」「何を」伝えたいのかなど、それぞれの記事の目的によって使い分けましょう。
コピーライティング
コピーライティングとは
読者の行動を促すために、宣伝活動をする文章のこと
- ターゲット:見込み客(読者)を含む大勢の人
- 目的:企業やサービスの知名度向上やイメージアップ
商品やサービスに興味のない読者にも、魅力を届ける必要があります。
そこで、コピーライティングに必要なのは、「人間心理を理解すること」と「ターゲット層のデータ」。
読者のニーズを把握し、どのような行動をとるのかを理解していなければ、購買行動に繋げることは難しくなります。
コピーライティングでは、文章を美しくまとめることではなく、「人の価値観を文章で揺さぶる」ことが重要です。
セールスライティング
セールスライティングとは
読者に商品やサービスの購入を促す文章を書くこと
- ターゲット:すでに商品やサービスに興味がある見込み客(読者)
- 目的:購入などの行動を促す
読者には、行動を起こすまでに越えなければならない「3つのNOT(壁)」があります。
- Not Read:読まない
- Not Believe:信じない
- Not Act:行動しない
商品の購入に繋げるには、この「3つのNOT」を解消することが大切。
つまり、「読みたくなる」「信じられる」「行動したくなる」文章を書くことがセールスライティングと言えます。
SEOライティング
SEOライティングとは
Googleなどの検索エンジンにおいて、キーワードの検索結果ページに上位表示させるためのライティング技術のこと
SEOライティングに求められるのは、主に以下の2点。
- 読者が求めている・理解しやすい内容を書く
- 検索エンジンが分かりやすい・評価しやすい内容を書く
つまり、ユーザーだけでなく、検索エンジンにも伝わりやすい文章を作ることが重要です。
初心者からスキルアップするライティング練習法
スキルアップするには、とにかく文章を書くこと!
いくら知識を身に付けても、実践練習を積んでいかないと身につきません。
では、どのようにライティング練習をしていくとよいのかを紹介していきます。
- ニュースを文章化する
- ネットショッピングを文章化する
- 結論ファースト(PREP法)で話す
- ライター案件でフィードバックをもらう
- 良質な記事を音読する
ニュースを文章化する
ニュースは、必ず結論を先に述べてから詳細へと進んでいます。
webライティングでも、結論から伝えることが重要。
そのため、ニュースを文章化することは、スキルアップのために有効な練習です。
上記のニュースは、以下のような構成になっています。
- “カレーは辛い”という概念を牛丼チェーンが変えるかもしれない(=結論)
- すき家へのインタビュー映像と字幕
- カレーを甘口にリニューアルした狙いと背景
- 常連客(男性)へのインタビュー映像と字幕
- 従来との比較、実際に食べた感想
- 辛口カレーが食べたい人へ味変ソースのおすすめ
- 女性へのインタビュー映像と字幕
- 新しいカレーに切り替わる日時
「概念が変わるかも」の一言で、ニュースのくわしい内容を知りたくなりますよね。
最初の1文はとても短い結論ですが、それこそが興味を引き付ける入り口となっています。
インタビューによるリアルな声や比較もあり、「新しいカレーを食べてみたい」と思える内容です。
また、ニュースのタイトルにもご注目。
牛丼チェーンで「カレー戦争」新時代
たった17文字でニュースの内容がまとまっており、「新時代」の表現で、新しい取り組みであることも分かりますよね。
タイトルに「知りたい」と思える情報がないと、いくら内容が良くても、読者は本文まで進んでくれません。
今まで何気なく見ていたニュースをwebライティングの目線で見てみると、たくさんの学びが得られます。
ネットショッピングを文章化する
セールスライティングを学ぶ上で、ネットショッピングの番組構成から学ぶことはたくさんあります。
単に商品の詳細を伝えるだけでは、購入に繋げることはできません。
いかに、「見ている人の心を動かすか」が大切です。
ネットショッピングを実際に見ながら、以下の部分に注目してみましょう。
- 視聴者が抱えそうな悩みはどこで解決するか
- どのフレーズで「買ってみたい」と思えるか
- 値段以上の価値をどこで感じられるか
セールスライティングのスキルアップが期待できる、大きなヒントが見つかります。
そして、ヒントを元に、その商品を自分なりの文章で紹介してみましょう。
結論ファースト(PREP法)で話す
先述どおり、webライティングでは、結論から述べることが大切。
その文章構成法として、最もよく用いられるのが「PREP法」です。
結論から述べ、理由や具体例を用いて内容を伝える文章構成法
- P:Point(結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(結論)
P→R→E→Pの順番で、結論から述べることで、読者のニーズを満たします。
先に理由などを述べてしまうと、結論にたどり着くまでに、途中で読者が離脱してしまう可能性も。
webライティングを学ぶうえで、PREP法の習得は必要不可欠です。
ライター案件でフィードバックをもらう
クラウドソーシングには、多くのライター案件があります。
中には「初心者歓迎」とされている案件もあるので、どんどん応募して、数をこなしていきましょう。
記事を納品すると、修正点をフィードバックしてもらえます。
そのフィードバックを真摯に受け止め、スキルアップに繋げていきましょう。
初心者歓迎の案件は低単価からのスタートですが、スキルに応じて単価が上がることも多いんです。
良質な記事を音読する
なにかを検索した際、自分にとって「読みやすい」記事があるでしょう。
その記事を音読することで、「リズムのよい文章」が理解できるようになります。
既存記事をそのままコピペすることは禁止ですが、良い文章表現や文章のリズムを真似して、自分の学びに繋げることは問題ありません。
自分の中で読みやすい文章の特徴を、目でインプットし、声でアウトプットしましょう。
webライティングがスキルアップする実践法
ライティングの練習を重ねながら、実際に記事内で実践していきましょう。
冒頭文で誘導する
webライティングでは、冒頭文(リード文)で、文章全体の良し悪しが決まるといわれています。
:記事タイトルと目次の間に表示される文章のことで、読者を本文へスムーズに導いていく役割をもつ
冒頭文をないがしろにしてしまうと、読者を本文に導びけず、内容を読む前にページを離脱されてしまいます。
冒頭文を書く順番
- 読者への共感を示す
- 記事の内容を示す
- 記事を読むことで得られるメリットを書く
- 権威性を示す
①読者への共感を示す
冒頭文で大切なことは、読者にとって「自分に関係がある」と感じてもらうこと。
つまり、自分ごとであると思ってもらうことです。
読者の悩みに共感し、核心をつくような言葉を投げかけることで、その後の本文に誘導しやすくなります。
「webライティングって、普通の文章とどう違うの?」
「スキルアップできる簡単な方法を知りたい」
ブロガーやwebライターとして活動を始めたけれど、「書き方」に悩むことはありませんか?
②記事の内容を示す
どのような内容の記事なのかを明確に示します。
共感が得られても、その悩みについて書かれている記事でなければ、読者は離脱してしまいます。
読者にとって、疑問や悩みが解決される内容であることを簡潔に伝え、読者の興味を惹きつけていきましょう。
今回は、webライティングの基本ルールからスキルアップの練習法まで、1つずつ丁寧に解説していきます。
③記事を読むことで得られるメリットを書く
読者にとって関係のある内容でも、メリットが得られなければ読む意味がありません。
「どのような情報が得られるのか」「どんな良いことがあるのか」など、この記事を読むメリットを明確に伝えることが不可欠です。
メリットを冒頭文で伝えられれば、本文の内容に期待が高まり、読み進めてくれます。
最後まで読めば、ライティングの初心者からステップアップできますよ。
④権威性を示す
いくら質のいい記事でも、ライターの情報や信頼がなければ、記事の信憑性が薄くなってしまいます。
例:子育てに関する記事の筆者
- 元保育士
- 飲食店店長
元保育士さんであれば、子育てに関してくわしい人であることが分かりますよね。
「どれほどの経験と知識をもって記事を書いているのか」を示すことで、文章全体の説得力をあげることが期待できます。
たくさんの“初心者”さんをディレクションしてきた、私りんが解説します。
見出し直後の文章は短めにする
見出し直後の文章は、簡潔に結論を伝えることが大切です。
一文目から長々と書いてしまうと、そこで読者が離脱してしまいます。
見出し直後の文章は、できるだけ目で追う必要がない長さにするのが理想的。
結論を述べるときは、とにかく「簡潔に分かりやすく」を意識しましょう。
1文に読点を使いすぎない
1文に読点を使いすぎると、文章が冗長になったり、意味が不明瞭になったりします。
読点が3つ以上になる場合は、音読しながら不要な部分を削り、読みやすくなるよう調整するのがベスト。
また、読点には正しい使用ルールがあります。
読点をうつ8つのタイミング
- 文の切れ目
- 修飾する言葉が長いとき
- 対等に語句を並べるとき
- 接続詞、逆接のあと
- 挿入された語句の前後や文節を区切るとき
- 引用を示す「と」の前
- 感動詞や呼びかけの後
- 修飾する語と修飾される語の関係を明確にするとき
正しく読点を打ち、見やすい文章を意識しましょう。
「ひらく漢字」を意識する
webライティングでは、漢字をひらがなにすることを「漢字をひらく」といいます。
文章の中に漢字が多すぎると、全体的に硬い印象を与えてしまいます。
また、難しい漢字が続くと、読み進めることに疲れてしまう読者も。
バランスが良いとされているのは、「漢字3割:ひらがな7割」です。
ひらく漢字の例
- 副詞:動詞・形容詞・形容動詞を修飾する言葉
更に→さらに/丁度→ちょうど/時々→ときどき 等 - 接続詞:文と文をつなぐ言葉
但し→ただし/又は→または/並びに→ならびに 等 - 形式名詞:元の名詞の意味を失い、他の語を修飾されて使われる言葉
~する事→~すること/~する時→~するとき 等 - 補助動詞:動詞をサポートするように使われる言葉
頂く→いただく(補助動詞として使用の場合)等
他にも、ひらいた方が良いとされている漢字はいくつかあります。
文章のバランスを見たときに漢字が多くなってしまう場合は、「ひらく漢字」を意識して、修正するようにしましょう。
読者側からの視点で書く
夢中で記事を書いていると、読者側の視点を忘れてしまいがちです。
自分が当たり前のように使っている用語でも、専門用語や独特な表現だと、読者は意味が理解できず立ち止まってしまいます。
自分の常識に囚われず、常に読者の視点に立って分かりやすい文章表現になっているかを、確認するようにしましょう。
ツールを使って文章をチェックする
いくら内容のよい記事を書いていても、誤字脱字があると記事の質が下がってしまいます。
また、記事の内容がコピペに該当しないかをチェックすることも必要です。
文章チェックにおすすめのツール
- 誤字脱字チェック:「Enno.jp」「文章校正ツール」など
- コピペチェック:「CopyContentDetector®」など
自分自身の目視では、何度チェックしても見落としてしまうことがあります。
公開するまえに上記のようなツールを使用し、最終的なチェックをするようにしましょう。
ライティングのスキルが上がったらASPに登録!
ライティングスキルがあがれば、いよいよ収益化を視野にいれていきましょう。
ブログやwebサイトでは、アフィリエイトで収益を得ることが一般的です。
ブログやwebサイトに貼った広告から商品が購入されたら、広告主から成果報酬が支払われる仕組みのこと
このアフィリエイトで収益を得るためには、ASPへ登録しましょう。
ASPとは
広告主とアフィリエイターを仲介する企業サービのこと
アフィリエイトで広告収入を得る場合、インフルエンサーなどでないかぎり、個人のアフィリエイターが企業と契約を結ぶことは難しいでしょう。
そこで、個人ブログやwebサイトでもアフィリエイト収益を得られる仕組みがASPです。
広告費は企業からASPに支払われ、成果に対してアフィリエイターに報酬が支払われます。
ASPは、広告を仲介するだけでなく、さまざまな情報提供も行っています。
そのため、アフィリエイトで収益化をしていくのであれば、ASPへの登録が必要不可欠です。
おすすめのASP
ASPに登録しようと検索すると、たくさんのサイトが出てきて迷ってしまいます。
そこで今回紹介するおすすめのASPは「もしもアフィリエイト」です。
「もしもアフィリエイト」をおすすめする、4つのポイントはこちら。
もしもアフィリエイトのおすすめポイント
- W報酬制度
広告主からの通常報酬に加え、「もしもアフィリエイト」から12%のボーナス報酬が提供されます。 - かんたんツール
楽天市場やAmazonへのリンクが簡単に作れる「かんたんリンク」「楽天モーションウィジェット」など、初心者でも使いやすいツールを無料で提供しています。 - コンテスト・記事応募
コンテストや記事公募、商品提供・貸出などを積極的に行っており、コンテスト上位者には各種報酬が授与されます。 - 教育サービス
初心者でも成果を上げられるように手順を示した「今すぐ攻略本」や、「教えてもしもちゃん」など、さまざまなコンテンツが充実しています。
このように、初心者でも始めやすいさまざまなサポート体制が充実しています。
まとめ
この記事のまとめ
- webライティングで大切なのは「読みやすさ」
- 読者の「3つのNOT」を解消する記事を書く
- ASPに困ったら「もしもアフェリエイト」に登録
webライティングのスキルアップには、とにかく文章を書く練習をすること!
慣れるまでは、ルールに沿って書くことに違和感を感じるかもしれません。
ですが、基本をしっかりと身に付けることが、スキルアップへの一番の近道になります。
たくさん練習を積んで、「読みやすい文章」と「読者の心を動かせる文章」を作成できるようにしていきましょう!