SEOに強いタイトルの付け方|文字数やKW位置など【事例あり】

“SEOにはタイトルが重要”

記事作成の基本であれど、「一体どうすればいいの?」という方も多いでしょう。

タイトルや見出しに、ただキーワードを入れるだけでは足りないんです。

今回は、SEOに強いタイトルの付け方を徹底解説。

タイトルの文字数やKWの位置も、検索順位に大きく関わるんです。

これを読めば、あなたも記事タイトルから上位を狙えますよ。

ドム
普段から法人サイトとSEO戦争してる私が、事例も交えてご紹介します。

キーワード周りの作業時間を30%削減する。

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この記事を書いた人
ドム
ドムSEOコンサル&WPテーマ開発

WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。

SEOに強いタイトルの付け方

「SEOに強いタイトル」について理解していきましょう。

タイトルにおける「SEOに強い」とは、「ユーザーの疑問の答えになっている」こと。

検索キーワードから予測し、ユーザーが答え合わせをできるようタイトルで提案します。

また、それを検索エンジンが「効果が高い」と評価しなければ最適化となりません。

では、どうすればユーザー・検索エンジン共に評価してもらえるのか。

SEOに強いタイトルの付け方は、以下7点がポイントです。

  1. 文字数はデバイスに合わせる
  2. タイトルを重複させない
  3. キーワードの位置を意識
  4. キーワードの詰め込みを避ける
  5. キーワードを重複させない
  6. 助詞・助動詞の付加
  7. 関連キーワード・サジェストキーワードを用いる
ドム
1つずつお話します。

文字数はデバイスに合わせる

タイトルの文字数は、ユーザーが使うデバイスに合わせましょう。

ドム
スマホかPCかで表示される文字数が違います。

  • スマホ:34字まで
  • PC:30字まで

タイトルに情報を入れ込みすぎるのは良くありません。

PCでは、30字以降は「…」と省略されます。

よく言われているのはスマホ・PCどちらにでも対応できる30文字程度に抑えておくという事です。

ですが、近年は、スマホでサイトを閲覧するユーザーの方が多くなっています。

読者がスマホユーザー9割の場合、スマホで最適化するのが良いでしょう。

※残り1割のうち一部は競合サイトが見に来ている

一点注意点があるとすると、Googleは頻繁にアップデートを行っています。

特にスマホはタイミングによっては省略される字数が変わったりします。

必ず全て表示させておきたい場合は、30文字としておきましょう。

タイトルを重複させない

サイトの内外に、同じタイトルのページがあってはいけません。

ユーザー・Google共に、コンテンツの違いをタイトルから示す必要があります。

タイトルに設定しているキーワードが重複しているとカニバリ(カニバリゼーション)を起こしやすくなります。

カニバリゼーションとは

市場において、自社製品が競合となってしまうこと。

SEO的には、同じキーワードの順位を記事が奪い合う事で、片方もしくは両方の順位が下がってしまったりします。

とは言え、自サイトならともかく、他サイトもとなると重複するものはでてきます。

そのため、「|」などの記号を用いてサイト名をタイトルに含めるようにすると良いでしょう。

Googleにも、タイトルの重複について以下のように説明があります。

簡潔にタイトルを目立たせる。ホームページの <title> 要素は、サイトの情報を追加するのに適した場所です。次に例を示します。
<title>ExampleSocialSite, a place for people to meet and mingle</title>
しかし、サイトのそれぞれのページの <title> 要素にこのテキストを表示すると、同じクエリに対して検索結果に同じサイトのページが複数表示された場合に、重複しているように見えます。この場合は次の例のように、各 <title> 要素の先頭または末尾にサイト名のみを設定し、次のようにハイフン、コロン、パイプなどの区切り文字でテキストの残りの部分と区切ることを検討してください。
<title>ExampleSocialSite: Sign up for a new account.</title>

もちろん、サイト内も、同様に重複してはいけません。

サイト内の一部のページの <title> 要素でボイラープレート テキストが繰り返されている場合に、この問題が発生します。たとえば、テレビ番組のウェブサイトに、同じ <title> 要素を共有するページが複数あり、要素内でシーズン番号が省略されていると、シーズンとページの対応関係が不明確になります。その結果、次のように重複する <title> 要素が生成されます。

<title>私が好きなテレビ番組</title>
<title>私が好きなテレビ番組</title>
<title>私が好きなテレビ番組</title>
Google 検索では、大きな目立つ見出しのテキストで使われているシーズン番号を検出して、次のようにタイトルリンクに挿入します。

シーズン 1 – 私が好きなテレビ番組
シーズン 2 – 私が好きなテレビ番組
シーズン 3 – 私が好きなテレビ番組

ドム
これらは「site:ドメイン名」でGoogle検索すると簡単に見つかります。

例えば、この記事のキーワードである「SEO タイトル」に該当する記事を検索する場合、

「site:blogus.jp」+「SEO タイトル」を入力して検索してみましょう。順番はどちらが先でも構いません。

すると、以下のような検索結果になるはずです。

サイト内検索の例

当記事公開前の検索結果

この時、検索結果に「SEO タイトル」というタイトルの記事がなければOK。

既に「SEO タイトル」という記事が書かれていた場合、

重複があると、狙った記事以外のものがトップに出てくることもあります。

ドム
キーワード管理ツール等を使って、記事に設定しているキーワードは重複しないようにしましょう。

キーワード管理ツール|面倒な整理作業が30秒で終わるツールを公開!!
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      このように思ってる方も多いはずです。     3時間くらいかけてキーワード1つ…

キーワードの位置を意識

記事タイトルの中で、キーワードはなるべく左側に寄せて目立たせます。

その理由は以下の2点です。

キーワードを左寄せにする理由

  • 検索エンジンの評価対象にするため
  • ユーザーの目が最初に留まりやすい場所であるため

検索エンジンでは、タイトルの先頭に書かれたキーワードの方が評価されやすいです。

また、ユーザーの目の動きは左から右に流れるんです。

文章の始まりがある以上、人は無意識に左のものから目に入ります。

ドム
そのため、キーワード同士の近接度も非常に重要です。

左に寄せるだけではなく、無駄な文字を省いてキーワードの距離を近づけます。

2語キーワード、3語キーワードで上位を取りたい場合、キーワード同士が遠いとクローラーに別の文章として認識されてしまう可能性もあります。

キーワードの位置を意識すると、ユーザー的にもクローラー的にも「この記事は欲しい情報が書かれている」と認識してもらう事ができるんです。

キーワードの詰め込みを避ける

キーワードは、入れれば入れるほどいいわけではありません。

例えばこの記事で言えば、「SEO タイトル」を含む以下のキーワードが対象としています。

  • seo タイトル 1000
  • seo タイトル 文字数 480
  • seo ページ タイトル 70
  • seo 対策 タイトル 70
  • seo ブログ タイトル 40
  • seo タイトル の 長 さ 30
  • seo ページ タイトル 文字数 20
  • seo 文字数 タイトル 10
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ここで検索ボリュームの取捨選択が重要になります。

検索ボリュームがあるキーワードを、闇雲に詰め込むのはNG。

詰め込み過ぎると、検索エンジンが最重要ワードを認識できなくなってしまいます。

このキーワードの場合は、「SEO タイトル 文字数」までを重視し、以降は入れません。

「SEO タイトル」の間にワードを入れると、最多の検索ボリュームで狙えなくなるためです。

しかし場合によってはどのキーワードも検索ボリュームが大きく、狙いどころになることもあります。

ドム
タイトルで入れられなかったキーワードは、「ディスクリプション」で補えます。

ディスクリプションは記事の要約文として、 70字程度でタイトルの下に表示される部分。

例えば、以下の記事のディスクリプションはこんな感じです。

カクテルパーティー効果とは?|ビジネス・恋愛・ブログへの応用術
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ディスクリプションの例

必須項目ではありませんが、書かない場合は検索エンジンの判断で抜き出された文章がここに入ります。

使えるものは、使った方が吉◎

キーワードを重複させない

タイトル内ではキーワードを重複させないようにしましょう。

例えばこの記事であれば、「SEO」「タイトル」「付け方」などは基本的に重複しないようにしています。

以下の本によると、「重要語句のみ2回使用」は有効なようです。

重要語句のみ2回使用する

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ですが、狙って重複させるような小手先の手法は徐々に淘汰されていきます。

更に、キーワードの重複は、回数が多すぎると「乱用」に該当するため注意しましょう。

キーワードの乱用は避ける。<title> 要素に具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが、同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のようなタイトル テキストはユーザーの利便性を下げるものであり、このようなキーワードの乱用は Google やユーザーから不正行為と見なされる可能性があります。

Google等の検索エンジンからスパム通告される可能性も。

どんなに多くても2回までに留めるのが無難です。

助詞・助動詞の付加

近年のGoogleアップデートにより、会話型検索の処理能力が向上しています。

これにより、検索エンジンの助詞・助動詞の重要性も高まっています。

文章の意味が伝わりやすくなる場合は、助詞・助動詞を付加しましょう。

単語をただ続けるだけでは文章として成立せず、検索エンジンの認識の精度も落ちます。

また、助詞を省略することで主語なのか修飾語なのか不明瞭になることも。

自然な文章として読めるようなタイトルを意識する。

以下に例をあげます。

助詞・助動詞を使う例

  • ✕「犬 おまわりさん 困る」

→「おまわりさんが犬に困っている」と捉えることもできてしまう。

  • ○「犬のおまわりさんが困る」

極端な例ですが、これはタイトルでも同様。

先述したようにキーワードの近接度は評価に影響します。

重要キーワードは、よほど不自然ではない限り近接度を優先すると吉。

サブ的な要素を含むワードは、助詞・助動詞を意識し自然な文章を心がけましょう。

関連キーワード・サジェストキーワードを用いる

ユーザーの検索意図は、多岐に渡ります。

例えば「花 種類」というキーワードの場合、「知りたい」人の他に「買いたい」人もいるでしょう。

その検索意図に予測を立て、タイトルに入れることも重要なSEOへの施策です。

関連キーワードを用いる

関連キーワードは、Googleの検索結果の画面で下部に表示される部分。

検索から予測できる関連したキーワードが、自動で選出される仕組みです。

関連キーワード

例えば「SEO タイトル」で検索すると、「付け方」や「文字数」等も関連キーワードであることが分かります。

これらの関連キーワードは、知りたい情報であることをユーザーに「気づかせる」役割があるんです。

検索の時点では意識してなかった人でも、関連キーワードを見ることで付随情報を知りたくなります。

ドム
詰め込み過ぎは駄目ですが、意識してタイトルを作っていく必要がありますね。

サジェストキーワードを用いる

サジェストキーワードは、ユーザーが実際に検索したワード。

Google等の検索窓で、キーワードを入力している途中に表示されるものです。

サジェストキーワードの例

「SEO タイトル」と入力しようとすると、検索エンジンが候補を提案してくれます。

ドム
「提案=サジェスト」という意味です。

このサジェストキーワードは、ユーザーの検索履歴に沿って更新されながら表示されます。

つまりサジェストキーワードを用いれば、ユーザーが欲しい情報を常に最新で探れるんです。

ドム
このサジェストキーワードを網羅できるのが、「ラッコキーワード」。

ラッコキーワードで検索

ラッコキーワード

例えば「SEO タイトル」のキーワードを「←」(やじるし)の箇所に入れて検索すると、ご覧の結果に。

ラッコキーワードで検索した例

これら全てを、「全キーワードをコピー」を押して一気に取得きます。

また、各キーワードから検索結果に飛べばユーザーの検索意図も掴めます。

上記でご紹介したキーワード管理ツールを使えば、各キーワードの検索ボリュームまで簡単に判るようになりますよ。

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記事タイトルに関する注意点

SEOに強いタイトルの付け方、ここまででコツは掴めたのではないでしょうか。

しかし、記事タイトル作成時には注意点もあります。

  • クリック率が上がる訴求を行う
  • 順位が上がるまでは基本に忠実に行う

それぞれの注意点について見ていきましょう。

クリック率が上がるための訴求を行う

いくらSEOに強いタイトルで勝負しても、クリックされなければ意味がありません。

ユーザーがタイトルをクリックするのは、記事を「読みたい」と思う時。

つまり、ユーザーがメリットを感じるような誘導(訴求)が必要なんです。

例えばこの記事では、【事例あり】というワードを付け加えました。

初心者が感じる「具体的にどうすればいいの?」という部分に、事例で答えるためです。

【】で強調し、ユーザーに示しています。

例えば、タイトルでの訴求で良く使われるのが以下です。

タイトルでの訴求に有効な例

  • 【】、!などの記号を、強調したい箇所に使う
  • 「○○向け」等を明確に示す
  • 「〇選」など数字で示す

ただし、これらはキーワードのターゲットを意識していないと効果が薄いケースもあります。

しっかりペルソナを立ててから記事設計を行うようにしましょう。

順位が上がるまでは基本に忠実に行う

タイトル1つにしても様々な施策がありますが、やたらと変更すれば良いわけではありません。

リライト後の反映は数日かかると共に、変更の仕方を間違うと順位が下がるケースも。

基本に忠実に作成したタイトルで、順位変動があるまで様子を見ましょう。

そのため、検索順位が付かないうちはクリック率を意識したタイトルにする必要はありません。

まずは検索順位が20位以内になってから、「【】」を付けるなどしてクリック率を上げる施策をするのが良いでしょう。

SEO対策の基本について、以下の記事で初心者向けに解説しています。

最初は記事全体を基本で揃え、タイトル変更はリライト時の応用と捉えましょう。

【無料】SEO対策の方法|初心者が自分でできるノウハウ。
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SEO対策、「わからないからとりあえずブログだけ書いている」「一向にアクセスは増えないがどうしたらいいかわからない」とお悩みではありませんか…
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以下、私の運営サイトで実際にあった順位変動を、以下で紹介します。

過去にタイトル変更で順位が変わった施策事例

ドム
私が運営している恋愛メディア「M2W」では、リライト後の順位変動を細かく分析しています。

タイトルを少し変更しただけでも、検索順位が大きく変動するケースもあります。

実際の記事タイトルから、ぜひ参考にしてください。

事例①「マッチングアプリ おすすめ」

【2023年】マッチングアプリおすすめランキング26選|比較表&診断ツールで優良アプリをサクッと選ぼう!

難関キーワード「マッチングアプリ おすすめ」で行った施策です。

一度タイトルのみ変更したことがありました。

  • 変更前:「マッチングアプリxxxxxxxx|yyyyyy」
  • 変更後:「人気マッチングアプリxxxxxxxx|yyyyyy」
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すると、順位が32位から18位にUP。元に戻すと順位が戻る事象が発生しました。

この記事のタイトルには、「人気」が非常に重要だったことが分かりました。

ちなみに、この「人気」を外すと簡単に順位がもどりました。

事例②「婚活 難民」

婚活難民を脱する方法|男女別の特徴や解決法が判ります。

この記事は22位の時にタイトルを変更して、1週間後に12位、その1週間後には10位に上がりました。

変更した内容はこちらです。

  • 変更前:婚活難民を脱するためには?│男女別婚活難民の特徴を紹介
  • 変更後:婚活難民を脱する方法|男女別の特徴や解決法が判ります。

意識したことは、“なるべくシンプルに”すること。

ユーザーが反応しやすいよう、「方法」「特徴」「解決」というワードを使いました。

また「婚活」「難民」が2つずつ重複しているので、後半は削除します。

上記を変更することでサブの部分も左に寄り、「男女別の特徴」が中央に。

ドム
ユーザーの視点を考えた結果、タイトル変更のみで順位が上がりました。

事例②「婚活 引きこもり」

引きこもりでも婚活はできる?おすすめの婚活方法と結婚する秘訣

こちらの記事は、「婚活 引きこもり」のキーワードで検索10位でした。

タイトルのみ変更した結果、2週間後には4位に上がりました。

変更前・変更後のタイトルは以下のとおり。

  • 変更前:「引きこもりでも婚活できる?xxxxxxxx」
  • 変更後:「婚活は引きこもりでもできる!xxxxxxxx」

xxxxxxxxの部分は同じです。

KWの登場順を見直し、記号を変更して「できる」を強調しました。

この施策から約2週間後…

ドム
検索順位が4位まで上がりました!

このタイトルは、上記で紹介したように“基本に忠実に”配置等を意識しただけ。

この記事でご紹介したタイトルの付け方を実践するだけでも、十分SEO強化になるはずです。

まとめ

この記事のまとめ

  • SEOに強いタイトルを作るには、キーワードを位置や重複を気を付けること。
  • SEOに強いタイトルを作るには、助詞助動詞の省略は行わないこと。
  • タイトルはユーザーの疑問に対する答えが書いてあること。
  • 文字数はデバイスに最適化すべきだが、必ず全て表示するなら30字以内にする。
  • タイトル作成時は基本に忠実に行い、検索順位がついてきた後でクリック訴求を意識するようにする。

SEO対策は、タイトル1つ見ても色々できる事があります。

記事タイトルは「ユーザーの疑問に30文字以内でプレゼンする場」。

タイトルを変えるだけでも、検索順位やクリック率は大きく変わる可能性があるんです。

ドム
この記事で書かれてる施策を上手く取り入れてみてください!

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