サイトを検索上位に表示できなくて、悩んではいませんか?
良いSEOツールが分からず、とにかく記事をたくさん書いている。という人も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、SEOツールの種類と役割、おすすめのSEOツールについて解説します。
この記事で分かること
- SEOツールとは
- SEOツールの種類と役割
- SEOツールのおすすめを紹介
- SEOツールの選び方
SEOツールは、ブログ運営する上で必ず必要になります。
最後まで読んで、あなたに合ったSEOツールを導入しましょう。
㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
SEOツールとは
SEOツールとは、SEO対策をサポートしてくれるツールのことです。
Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」という意味
Googleに好かれる文章は、読者満足度の高いサイトとされています。
SEOツールは、読者満足度を高めるために必要です。
SEOツールの種類と役割
SEOツールの種類と役割について、以下の5つを紹介します。
- 内部施策ツール
- 外部施策ツール
- サイト分析ツール
- キーワード分析ツール
- 検索順位チェックツール
サイトの改善点などによって、利用するツールの種類が変わります。
①内部施策ツール
内部施策ツールは、サイト内部の施策を行えるツールです。
サイトの内部とはコンテンツの最適化・メタデータの最適化・内部リンクの改善などが該当します。
これらの改善により読者の利便性が向上するので、サイトを上位表示するために必ず必要なツールです。
②外部施策ツール
外部施策ツールは、サイト外部の施策を行えるツールのことです。
サイトの外部とは、主に被リンクのことを指します。
被リンクとは、他のサイトから自分のサイトに貼られたリンクのこと。
ドメインパワーは被リンクの数や質で大きく変わるため、上位表示するには必要な分析です。
③サイト分析ツール
サイト分析ツールは、読者の滞在時間や流入経路などを確認できるツールです。
どこで離脱されているかなども分かるため、リライトする際に役立ちます。
こちらも読者満足度の高いブログにするため、必要なツールです。
④キーワード選定ツール
キーワード選定ツールは、キーワードの検索数や関連キーワードを調べられるツールです。
キーワード選定は、ニーズがあるキーワードなのか、検索する人の意図はなんなのか分析するために行います。
上位表示するために必要な工程なので、こちらも利用必須です。
⑤検索順位チェックツール
検索順位チェックツールは、公開したサイトの検索順位をチェックできるツールです。
検索順位を上げるために行った施策が、有効かどうか分析できます。
順位次第でリライトするべきかどうか、判断するのにも役立つでしょう。
SEOツールおすすめ|①内部施策ツール
内部施策を行えるSEOツールのおすすめは、以下の3つです。
- Screming Frog SEO Spider
- Lumar
- unifyナビゲーション
Screming Frog SEO Spider
Screaming Frog SEO Spiderはサイト分析ができるツールで、テクニカルSEOの領域で広く利用されています。
読者ではなく検索エンジンをターゲットとした施策のこと。
主な特徴は以下のとおり。
Screaming Frog SEO Spiderの特徴
- メタデータの収集
- 内部リンクの分析、問題の検出
- 大手企業も使っている
Screaming FrogはURL指定でサイトのクローリングが可能です。
サイト内の全ページのURL、タイトル、ディスクリプション、タグ設定等の情報を一覧化し、簡単に最適化できます。
また、リンク切れや重複コンテンツ、リダイレクト、サーバーエラーなどの問題も検出可能。
GoogleやAmazonといった大手企業も利用しており、サイトとSEO状況を理解するためのツールです。
Lumar
Lumarは、内部施策に特化した強力な有料ツールであり、大手企業から個人まで広く利用されています。
主な特徴は以下のとおり。
Lumarの特徴
- 評価指数の豊富さ
- Google Search Consoleとの連携により、詳細な分析と問題解決が可能
- 大手企業も使っている
Lumarは250以上の内部評価指標を用いてサイトを分析し、改善点を抽出します。
サイトをスキャンし、リンクの問題やコンテンツの重複を抽出可能です。
また、Google Search Consoleとの連携により、詳細な分析と問題解決できます。
Lenovo、Nestle、IKEAなどの大手企業もLumarを利用しており、信頼と性能が証明されているツールです。
unifyナビゲーション
unifyナビゲーションは、サイト上にナビゲーションメニューを設置できるWordPressプラグインです。
主な特徴は以下のとおり。
unifyナビゲーションの特徴
- ナビゲーションのパターンが豊富
- 1ページに複数のナビゲーションを配置できる
- デザインが豊富
- ブロックエディターとクラシックエディタのどちらにも対応
unifyナビゲーションは、有料ではありますが、SEO強化に最適です。
詳細はこちらで解説していますので、興味のある方は参考にしましょう。
unifyナビゲーション|固定ヘッダー挿入WordPressプラグインプラグインの名前はunifyナビゲーション。ページ上に配置するナビゲーションメニューが作成できるWordPress用プラグインです。 単純な…
SEOツールおすすめ|②外部施策ツール
外部施策を行えるSEOツールのおすすめは、以下の3つです。
- Ahrefs
- Majestic
- SE Ranking
外部施策は基本的に被リンク分析のことを指しますが、他にもツールごとに分析できることがあります。
Ahrefs
Ahrefsは、SEO施策やマーケティング関連で非常に便利な有料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
Ahrefsの特徴
- データ規模が巨大
- リアルタイムでデータ更新
- 独自の指標を提供
Ahrefsは、巨大なデータベース、リアルタイムの更新機能、そして独自の評価指標により、SEO施策に取り組む人にとって非常に有用なツールです。
具体的には、被リンクの分析や競合他社との比較、最新のSEOトレンドの把握が可能となります。
価格設定もユーザーに対して柔軟に対応しているため、専門家から一般の方まで広く利用できるツールです。
Majestic
Majesticは、SEO施策ツールの中でも被リンクの質と量を専門に分析する有料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
Majesticの特徴
- 被リンクの分析
- プランが豊富
- 日本語に対応
Majestic SEOは被リンク分析に優れた強力なツールであり、自分のサイトや競合他社のサイト分析に役立ちます。
独自の指標を用いてスコア算出を行い、円グラフでの表示も可能です。
また、プランがいくつか設けられているので、用途によって選択できます。
日本語対応もされているため、非常に利用しやすいツールです。
SE Ranking
SE Rankingは、幅広い機能を提供する高度なSEOツールです。
主な特徴は以下のとおり。
SE Rankingの特徴
- 被リンクの分析
- 豊富な機能
- 用途に合わせた価格設定
SE Rankingは、豊富な機能と柔軟な価格設定により、誰でも幅広く使えるツールです。
被リンクチェッカーと被リンク監視の機能は特に優れており、被リンクの価値測定や競合の被リンク分析、低品質リンクの特定などができます。
被リンク以外にも、キーワード調査や順位チェック、競合調査、サイト/ページのSEO検査など、SEOの大切な要素をカバーできる機能を提供しています。
SEOツールおすすめ|③サイト分析ツール
サイト分析を行えるSEOツールのおすすめは、以下の3つです。
- Google Data Portal
- GArepo
- ヒートマップツール
Google Data Portal
Google Data Portalは、Googleが提供している無料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
Google Data Portalの特徴
- 他のGoogleのサービスと連携し、分析レポートを作成
- 一度作成すれば定期的に作成してくれる
「Google Analytics」や「Google Search Console」など他のGoogleのサービスと連携し、サイト分析するのに必要なグラフなどを作成できます。
また、一度作成してしまえば自動でレポートを作成してくれるので、作業時間を大幅に短縮可能。
完全無料で利用できるので、レポートをまとめるためのツールとしておすすめです。
GArepo
GArepoは、Google Analyticsのデータを取得し、解析レポートの自動生成を行う有料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
GArepoの特徴
- 改善点が見つかるレポート
- 操作が簡単
- 自動生成してくれる
GArepoは、改善点の発見や操作の簡便性、過去データとの比較の視覚化に優れ、手間を減らしてくれるツールです。
また、最短2クリックでレポートの作成ができ、自動生成なのでかなり分析の時間が短縮できます。
Google Analyticsのデータ解析と、レポート作成をするなら便利なツールです。
User Heat
User Heatは、ヒートマップツールといわれるサイト上のユーザーの行動を色で可視化することで、ユーザーがどこで何を行っているか分析する無料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
User Heatの特徴
- 離脱エリアが分かる
- 熟読したエリアが分かる
- クリックしたページや位置が分かる
User Heatは、読者の行動を直感的に可視化することで、サイトの改善点を特定します。
これらの改善は、サイトの訪問者数や読者満足度を高め、商品やサービスの購入につなげることが可能です。
SEOツールおすすめ|④キーワード選定ツール
キーワード選定を行えるSEOツールのおすすめは、以下の3つです。
- GetKeyword
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
無料で利用する場合、検索数に上限が設定されているものもあります。
GetKeyword
GetKeywordは、完全無料で使えるキーワード選定ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
GetKeywordの特徴
- キーワードの抽出
- 再検索ニーズの調査
- 上位同時ランクキーワードの調査
- SEO難易度調査
GetKeywordは、キーワードの検索ボリュームや次に検索されるキーワードを抽出できます。
キーワードごとにYMYLジャンルに該当するか、競合の強さも調査可能です。
1日の検索上限は4回と少なく、有料版もない点は注意しましょう。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、基本無料で使えるキーワード選定ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
ラッコキーワードの特徴
- サジェストキーワードの調査
- 共起語などの語彙抽出
- 有料版では月間検索数などの深掘りも可能
ラッコキーワードは、多くのサジェストキーワードが抽出できます。
また、共起語や周辺語、同義語などの語彙が抽出でき、記事に含むべきキーワードが調査可能です。
無料版ではサジェスト調査が1日5回で、月間検索数の調査などはできないので注意しましょう。
Ubersuggest
Ubersuggestは、無料で使える、使いやすいSEOツールです。
主な特徴は以下のとおり。
Ubersuggestの特徴
- 検索ボリュームやクリック単価(CPC)が分かる
- 海外製だが日本語に対応している
- 無料で利用可能だが、回数制限がある
Ubersuggestは、主にキーワードの検索ボリュームを調べるのに使います。
その際、クリック単価なども一緒に表示されるので、より適切なキーワード選定が可能です。
Ubersuggestは無料版で多くの機能が使えますが、検索ボリューム調査は1日3回までの制限があります。
より多くの機能を使いたい場合は、有料版の購入を検討しましょう。
SEOツールおすすめ|⑤検索順位チェックツール
検索順位チェックツールを行えるSEOツールのおすすめは、以下の3つです。
- GMOチェッカー
- GRC
- BULL
GMOチェッカー
GMOチェッカーは、サイトの検索順位がリアルタイムで分析できる有料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
GMOチェッカーの特徴
- 登録したキーワードの順位を自動で取得
- 最新の順位をリアルタイムで把握し、変動があれば通知
- スマートフォンやタブレットでも利用可能
GMOチェッカーは、順位取得の速度と自動化された通知機能が魅力です。
また、場所を問わず利用できるので利便性も高め。
最安プランが月額485円からと、比較的安価に利用できるのでおすすめです。
GRC
GRCは、簡単に操作できるのが魅力の検索順位チェックツールです。
主な特徴は以下のとおり。
GRCの特徴
- 操作性が高い
- キーワードの検索順位追跡
- 検索順位の記録と分析
GRCは、登録したキーワードの順位調査がボタン1つですべて可能なので、SEOの進行具合をリアルタイムで把握できます。
また、調査開始日から現在までの検索順位の記録も可能です。
過去の検索順位の変動を分析し、SEO施策の見直しや改善に役立ちます。
BULL
BULLは、自動の検索順位チェックツールであり、サイトの記事やコンテンツの順位をランキング付けします。
主な特徴は以下のとおり。
BULLの特徴
- ランキング変動に対する診断機能
- キーワードの順位履歴にメモができる
- 検索順位を自動取得し、朝9時にはその日の順位が分かる
- 複数デバイスやユーザーで共有ができる
BULLは、サイトの検索順位を自動的かつリアルタイムで追う強力なツールです。
Googleのアルゴリズム変動に対する診断機能、施策と順位変動追うためのメモ機能、複数ユーザーの共有などの高機能を持ちます。
個人のブロガーからSEOスペシャリストまで、幅広いなユーザーにおすすめです。
無料SEOツールのおすすめ【利用必須】
無料で使えるおすすめのSEOツールは以下の4つです。
- Google Analytics(サイト分析ツール)
- Google Search Console(内部施策ツール)
- PageSpeed Insights(内部施策ツール)
- unifyキーワード(キーワード選定ツール)
Google Analytics(サイト分析ツール)
Google Analyticsは、サイトの読者の行動や流入経路を分析し、行動予測ができる無料のサイト解析ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
Google Analyticsの特徴
- リアルタイム分析
- 行動予測
- 詳細な読者データ
- 連携機能
Google Analyticsはリアルタイムで分析、行動予測機能するので、リライトやマーケティング戦略の参考になります。
また、他のGoogleサービスとの連携機能が可能で、Google Search Consoleとの連携で検索キーワードやインプレッション数の把握が可能です。
読者の細かい分析もできるので、読者満足度の高いサイトを作る上で必須のツールとなります。
Google Search Console(内部施策ツール)
Google Search Consoleは、サイトの検索トラフィック、掲載順位、そしてユーザーの動きを知るための無料ツールです。
主な特徴は以下のとおり。
Google Search Consoleの特徴
- 検索パフォーマンスの測定
- コンテンツのインデックス登録
- 問題の検出
Google Search Consoleは、サイトの検索トラフィックや検索キーワードに対する掲載順位を測定できます。
他にも読者がどのキーワードでサイトにアクセスしたか、インプレッション数やクリック数を分析可能。
また、クロール用のサイトマップや各ページのURLを送信し、インデックス登録ができます。
これにより、Google検索結果に新しいコンテンツがすばやく反映されます。
無料で利用できるので、サイト運営するすべての人にとって必須ツールです。
PageSpeed Insights(内部施策ツール)
PageSpeed Insightsは、Googleが提供する無料のツールで、サイトの表示速度を測定するツールです。
主な特徴は以下のとおり。
PageSpeed Insightsの特徴
- 表示速度と改善案
- スマホとPCの両方で測定
PageSpeed Insightsは、計測して欲しいサイトのURLを入力するだけで、表示速度が計測できます。
スマホとPCの両方で同時に計測可能です。
また、問題がある場合は改善案が提示されるので、表示速度の遅いページを特定し改善できます。
サイトの表示速度は、3秒以内で表示されないと離脱率が大幅に上がるので、遅くても3秒以内に表示されるよう改善しましょう。
unifyキーワード(キーワード選定ツール)
unifyキーワードは、PV数やクリック率などの分析に最適のツールです。
主な特徴は以下のとおり。
unifyキーワードの特徴
- CTR、PV数、クリック率、検索順位などが記事ごとに分析できる
- WordPressの管理画面で分析できる
- Google Search Consoleと連携しており、リアルタイムで確認できる
unifyキーワードは、記事ごとにPV数やクリック率などの重要事項がリアルタイムで分析できます。
WordPressの管理画面場で分析できるのも、利用者の負担が減るので非常に便利。
作業時間が30%も削減でき、無料でも十分使えるのでおすすめのツールです。
【作業時間30%削減】キーワード管理xGoogle連携プラグインをリリースしました!キーワード管理や順位計測などを、WordPress上で一元管理できるようにするプラグインです。 弊…
SEOツールの選び方
ここではSEOツールの選び方を3つ紹介します。
- 対策する分野を明確にする
- 評価・口コミを確認する
- 有料ツールでも無料版を試してみる
対策する分野を明確にする
まずは、あなたのサイトはどの分野を対策したいのか明確にしましょう。
SEOツールは上記で紹介した5つの種類に分類できます。
5つのうち、どこに分類されるか考えましょう。
例えば、被リンクの調査がしたいのであれば外部施策、サイトの分析して改善点が知りたければサイト分析です。
このように対策する分野を明確にし、その分野に適したツールを、上記で紹介したものを参考に選びましょう。
評価・口コミを確認する
ツールが多くて選べない方は、評価や口コミを参考にするのがおすすめです。
評価や口コミは、実際の利用者の声を聞くのが1番手っ取り早いでしょう。
Google検索や、SNSやYouTubeなどでも利用者の声は聞けるので、参考にしましょう。
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— オルクリ@日常 時々ブログ✂︎ (@M6Syg) June 4, 2023
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あなたに合っているツールかどうかは、実際に使ってみるのが1番分かります。
上記で紹介した有料版の中には無料で体験できるものもあるので、興味があれば試してみるのもおすすめ。
しかし、ツールによっては体験版がない場合もあるので、特徴や口コミをしっかり把握してから使いましょう。
まとめ
この記事のまとめ
- SEOツールとは、SEO対策のサポートをしてくれるツールのこと
- SEOツールは5種類あり内部施策・外部施策・サイト分析・キーワード分析・検索順位チェックの5つに分類できる
- SEOツール選びは対策分野を明確にし、実際に試してみる
SEOツールは、5種類の分野からその都度適したツールを使うのが重要です。
初心者の方やツールが多くて迷う方は、「無料SEOツールのおすすめ」のツールから使いましょう。
SEOツールは、サイトの上位表示を目指す上で必ず必要になってきます。