WordPressでブログを始めたいけど、費用はどのくらいかかるんだろうか。
極力費用を抑えてブログ運営したい人も多いでしょう。
この記事ではWordPressでブログ運営する上で、費用がかかる項目と相場を解説します。
費用を抑える方法も解説しているので、無駄な出費を避け、最適な費用でWordPressブロブを始めましょう。
WordPressの料金プラン
まずはWordPressの種類と料金プランを解説します。
WordPressは2種類ある
WordPressには「WordPress.com」と「WordPress.org」の2種類があります。
WordPress.com
WordPress公式が提供しているブログサービス（共有ドメイン）
WordPress.org
WordPressをダウンロードし、レンタルサーバーにインストールして利用
感覚的に「WordPress.com」はアメブロや、はてなブログに近いブログサービスです。
一般的には単にWordPressといった場合、「WordPress.org」を指します。
理解した上で「WordPress.com」を始めるのはいいですが、知らずに使うと共有ドメインで後悔する可能性もあるので注意しましょう。
※便宜上これ以降、単にWordPressと記載されている場合「WordPress.org」を指すこととします。
「WordPress.com」の料金プラン
「WordPress.com」の料金プランは以下のとおり。
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 無料 | 0円 |
| パーソナル | 500円 |
| プレミアム | 900円 |
| ビジネス | 2,900円 |
| コマース | 5,220円 |
「WordPress.com」には無料プランがありますが、アメブロやはてなブログ同様、以下のようなデメリットがあります。
WordPress.comのデメリット
- カスタム性やデザイン性が低い
- 広告に制限がある
- 資産性がない
有料プランにすると、上記のデメリットがプランに応じて緩和されていきます。
本格的にブログ運営するのであれば、最低でもビジネスプラン（月額2900円）が必要です。
「WordPress.org」の料金プラン
「WordPress.org」は無料で利用できます。
しかし、インストールするためのレンタルサーバーと独自ドメインが必要なので、その費用は別途です。
WordPressブログにかかる費用と相場
WordPressブログにかかる費用項目は以下のとおり。
- 【必須】WordPressのレンタルサーバー費用
- 【必須】WordPressのドメイン取得・維持費用
- WordPressテーマの費用
- WordPressテーマのカスタマイズ費用
- WordPressプラグインの費用
- 画像・イラストの費用
- 記事制作の費用
これらの項目は全て必要なわけではありませんが、本格的に取り組むのであれば導入すべき項目が多くあります。
【必須】WordPressのレンタルサーバー費用
WordPressのレンタルサーバーにかかる費用の相場は、年間12,000円前後（月額1,000円程度）です。
主要レンタルサーバー5社と費用は以下のとおり。
| レンタルサーバー | 費用 |
|---|---|
| エックスサーバー | 990円〜（スタンダードプラン） |
| ConoHa WING | 687円〜（ベーシックプラン） |
| ロリポップ | 220円〜（ライトプラン） |
| mixhost | 880円〜（スタンダードプラン） |
| さくらのレンタルサーバー | 425円〜（スタンダードプラン） |
上記は最安プランなので、もっと高機能で高額なプランも存在します。
【必須】WordPressのドメイン取得・維持費用
ドメインも取得するものやプランによって大きく変わりますが、定番の相場は年間1,500円程度です。
独自ドメインを取得できるサービス3つと費用は以下のとおり。
| サービス | 取得費用 | 更新費用 |
|---|---|---|
| XserverDomain | 1円〜 | 1,298円〜 |
| お名前.com | 0円〜 | 1,276円〜 |
| ムームードメイン | 88円〜 | 1,089円〜 |
独自ドメインもピンキリですが、個人ブログで利用する定番を平均すると年間1,500円程度になります。
WordPressテーマの費用
WordPressテーマにかかる費用は、本格的にブログ運営するなら10,000円〜20,000円弱かかります。
WordPressテーマは無料のものもありますが、本気でブログ運営するのであれば有料テーマがおすすめです。
有料テーマのメリットは以下のとおり。
- SEO対策ができる
- デザイン・カスタマイズ性が高い
- サポートがある
有料テーマは、個人で対策するのが難しい内部対策を導入するだけでできます。
デザイン・カスタマイズ性が高いのも特徴で、おしゃれで独自性のあるサイトが作成可能です。
また、テーマは後で変更するのは大変なので、早めの導入がおすすめ。
WordPressテーマのカスタマイズ費用
WordPressテーマのカスタマイズ費用にかかる相場は、15,000円〜20,000円ほど。
WordPressテーマにある機能を拡張するためにHTMLやCSS、PHPを編集すること
「もう少し〇〇にしたい」「あんな機能があればよかった…」などの希望を実現できます。
しかし、テーマのカスタマイズにはそれなりのプログラミングスキルを要するため、多くの人は外注することになるでしょう。
もちろんカスタマイズする規模にもよりますが、費用の相場は15,000〜20,000円ほどです。
WordPressプラグインの費用
WordPressプラグインは基本無料で利用可能です。
有料のプラグインもありますが、基本的には無料のものだけでOK。
しかし、ブログに慣れてきてSEO強化のために有料プラグインを導入するのは有効です。
必要に応じて利用しましょう。
画像・イラストの費用
画像・イラストにかかる費用は、ストックフォトサイト・外注ともに1,000円〜10,000円程度です。
画像・イラストは費用をかけなくてもフリー素材サイトがたくさんあるので、コスト0でブログに差し込むこともできます。
しかし、独自性のあるイラストや高品質の画像を利用したければ、ストックフォトサイトの利用もしくは、外注が有効。
外注の場合、クラウドソーシングで依頼するのが一般的です。
記事制作の費用
記事制作の費用は、自身のブログ記事を自身で書く場合は費用がかかりません。
外注する場合、記事制作の費用の相場は、文字単価にして1文字0.5円〜1.5円ほど。
これは制作会社ではなく、クラウドソーシングで依頼する場合の目安です。
もちろんライターのスキルや執筆ジャンルで大きく変動します。
さらに、記事の構成案や画像選定等も依頼する場合は、プラスで費用が必要です。
WordPressブログ(ホームページ)作成を外注する時の費用
WordPressブログ（ホームページ）作成を外注する際には、以下の2パターンがあります。
- web制作会社に依頼する場合
- フリーランスに依頼する場合
どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあるので、理解して予算や目的に合った方法で依頼しましょう。
web制作会社に依頼する場合
web制作会社に依頼する場合の費用相場は、個人ブログであれば5万円〜10万円程度です。
もちろん制作するホームページの規模によって大幅に変わります。
web制作会社に依頼するメリット・デメリットは以下のとおり。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
web制作会社へ依頼する1番のメリットは、品質が安定していることでしょう。
対応やサポートも充実しているので、イメージ等を的確に伝えれば希望に沿った制作してもらえます。
デザインやコーディング、SEO対策などを一貫して提供してもらえるのもメリットです。
しかし、当然それなりに費用がかかるので、その点は理解しておきましょう。
フリーランスに依頼する場合
フリーランスに依頼する場合の費用相場は、個人ブログであれば 1万円〜5万円程度です。
フリーランスに依頼するメリット・デメリットは以下のとおり。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
フリーランスに依頼する1番のメリットは、価格が安いことでしょう。
それゆえに品質が安定していない場合があるのがデメリットです。
また、高度な希望をしても技術的に希望に添えない場合もあります。
知り合いなどがいない場合、希望どおりの品質でしっかり最後までやってくれる人を探す労力も必要です。
WordPressブログ(ホームページ)の費用を抑える方法
WordPressブログ（ホームページ）の費用を抑える方法は以下の3つ。
- レンタルサーバーのサービスやキャンペーンを利用する
- カスタマイズしなくても高機能なテーマを使う
- 記事や画像・イラストは自分で作成する
個人ブログはコストがかからないことが最大のメリットなので、必要以上に費用を増やさないようしっかり対策しましょう。
レンタルサーバーのサービスやキャンペーンを利用する
レンタルサーバーのサービスやキャンペーンを利用すれば、レンタルサーバー代と独自ドメイン代を抑えられます。
具体的には、下記のようなお得サービスやキャンペーンがあります。（2023年8月時点）
- 12ヶ月以上の契約で利用料金が実質半額サービス（エックスサーバー）
- 「WINGパック」契約でドメイン2つ永久無料（ConoHa WING）
上記のようなサービスやキャンペーンは様々なレンタルサーバーで頻繁に行われているので、積極的に利用しましょう。
カスタマイズしなくても高機能なテーマを使う
テーマはカスタマイズしなくても高機能なものを使いましょう。
カスタマイズしなくても高機能なおすすめテーマは以下の4つ。
- SWELL
- AFFINGER6
- SANGO
- JIN:R
これらのテーマは、実際に多くの人がカスタマイズなしで利用しています。
無料テーマにもCocoonなど優秀なテーマはありますが、デザイン的にもSEO的にも有料テーマがおすすめです。
記事や画像・イラストは自分で作成する
記事や画像・イラストを自作すると、コンテンツ作成費用やストックフォトなどのライセンス費用を抑えられます。
しかし、外注する最大のメリットは自分の作業時間を減らせることにあるので、他のことに時間を有効活用する場合はむしろ外注するべきです。
WordPressの費用でよくある質問
WordPressでブログを始めるのにかかる費用の合計は？
WordPressでブログを始めるのにかかる費用の合計は、30,000円前後です。
内訳は以下のとおり。
| 内訳 | 費用 |
|---|---|
| レンタルサーバー | 12,000円前後（1年契約想定） |
| 独自ドメイン | 1,500円前後 |
| 有料テーマ | 15,000円前後 |
上記の内訳が本格的にブログに取り組む人の最も多いパターンです。
もちろん無料テーマを使ったり、コンテンツや画像を外注すれば内訳は大きく変わります。
WordPressテーマは無料でもいい？
WordPressテーマは無料でもOKです。
今はCocoonなど無料でも優秀なテーマがたくさんあるので、無理に有料テーマを使う必要はありません。
しかし、優秀な無料テーマでも、有料テーマには機能面やSEO対策で大きく劣ります。
後でテーマを変更するのは大変なので、できれば初めから有料テーマを使うのがおすすめです。
WordPressの有料プラグインは必要？
WordPressの有料プラグインは、必須ではありません。
無料のプラグインのみでも十分運営できます。
しかし、有料ということもありSEO強化で有利になるプラグインもあるので、必要に応じて利用しましょう。
WordPressブログ(ホームページ)を作るならここにお任せ！
ポイント
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サイト立ち上げ後も、オンラインでの手厚いサポートがありますので、いつでも安心してお任せください。
まとめ
この記事のまとめ
- WordPressを始める際の費用は30,000円前後。
- WordPressには「WordPress.com」と「WordPress.org」の2種類があり、一般的には「WordPress.org」をレンタルサーバー経由で使う。
- 必須ではないが、SEO観点では有料テーマを初めから導入するのがおすすめ。
- レンタルサーバーや独自ドメインの取得には、お得なプランやキャンペーンを活用する。
テーマは初めから導入した方がいいので、WordPressブログの初期費用としてはトータル30,000円ほど必要です。
「WordPress.org」は必須項目だけであれば年間15,000円前後で利用可能。
初期設定やデザインを失敗せず、費用を抑えたい方はプロにお任せしましょう。