主要なSEOアップデートまとめ!Googleが行ってきた検索アルゴリズムの変革を知ろう

この記事を書いた人
こじまじこ
こじまじこSEOコンサルタント

関西大学卒。SEO特化のライターを経て、企業のオウンドメディアのディレクション業務を担当。その後マーケティング会社に転職し、SEOコンサルタントとしてBtoB企業のWebマーケティングの支援に従事。2022年に㈱Wooに参画。

Googleは、高品質な検索結果をユーザーに提供するために、絶えずアルゴリズムをアップデートしています。

今でに行われてきたアップデートの歴史を知ることで、どういったサイトやページがGoogleに評価されているのかを知る手がかりになるでしょう。

今回は、特に覚えておきたい主要アップデートを13個ピックアップしました。

企業のSEO担当者や個人でサイト運営に携わっている人は、ぜひご覧ください。

SEOアップデート年表

SEOアップデートの早見年表がこちら。

時期 名称
2011年2月 パンダアップデート
2011年11月 フレッシュネスアップデート
2012年4月 ペンギンアップデート
2012年8月 パイレーツアップデート
2013年9月 ハミングバードアップデート
2014年8月 HTTPS/SSLアップデート
2014年12月 ベニスアップデート
2015年4月 モバイルフレンドリーアップデート
2015年 ランクブレイン導入
2017年2月 日本語検索アップデート
2017年12月 健康アップデート
2018年7月 スピードアップデート
2019年3月 2019年3月コアアップデート
2019年6月 2019年6月コアアップデート
2019年9月 2019年9月コアアップデート
2019年12月 BERTアップデート
2020年1月 2020年1月コアアップデート
2020年5月 2020年5月コアアップデート
2020年12月 2020年12月コアアップデート
2021年6月 2021年6月コアアップデート
2021年7月 2021年7月コアアップデート
2021年11月 2021年11月コアアップデート
NEW! 2022年5月 2022年5月コアアップデート

一つずつ、解説していきます。

パンダアップデート(2011年2月)

パンダアップデートは、SEOの歴史上において最初に起こった主要なアップデートです。

これにより、低品質コンテンツを含むページのランクが下がり、高品質なコンテンツを含むページが評価されるようになりました。

低品質として認識されたのは、主に下記の2つを含むページです。

  1. 発リンクの多いアフィリエイトサイト
  2. 内容の薄いコンテンツが多いサイト

パンダアップデートは、最初のアップデートが行われてからその後も断続的に行われました。

今でもアルゴリズムにおける重要な要因の一つとなっています。

こじまじこ
それまでは、キーワードを詰め込んだだけのページも検索上位に表示されていました

フレッシュネスアップデート(2011年11月)

フレッシュネスアップデートは、情報の鮮度を重要視するアルゴリズムです。

これにより、更新性の高いサイトが評価されるようになりました。

Googleは、情報の鮮度が人々の暮らしに大きく関わるものと考えて実施しています。

最新情報ほど検索結果の上位に表示されやすくなるように変更が加えられたのです。

こじまじこ
情報の鮮度は大事!

ペンギンアップデート(2012年)

ペンギンアップデートは、リンクとスパムを取り締まるために行われたアップデートです。

このアップデートが行われる前は、多くの人々がページのランキングを上げるためのショートカットとして、リンクを他者から購入したり、サイトを量産してリンクを当てるなどの手法を行なっていました。

こじまじこ
いわゆる「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法ですね

Googleは、こういった自然発生ではないリンクを排除するための試みを行いました。

このペンギンアップデートは、2016年までの間に複数回実施されています。

少ない労力でバックリンクを得るのではなく、価値のある情報として自然なリンクを獲得するためのページ作りが必要となっていきました。

パイレーツアップデート(2012年8月)

パイレーツアップデートは、著作権侵害をしているページを取り締まるために行われたアップデートです。

具体的には、デジタルミレニアム法案(DMCA)を基準とし、著作権侵害の申請が多いサイトを検索結果の上位に表示しないようなアップデートを行いました。

こじまじこ
「パイレーツ」という単語には、「海賊」だけでなく「著作権侵害」という意味もあるんですよ

ハミングバードアップデート(2013年9月)

ハミングバードアップデートは、ユーザーの検索意図をより詳細に汲み取り、関連性の高い結果を表示するために行われたアップデートです。

例えば「チョコレートケーキ」と検索するユーザーは、「チョコレートケーキ」の概要を知りたいわけではなく、レシピや販売サイトの情報を求めているケースが多いでしょう。

そのユーザーの背景にある意図を汲み取り、チョコレートケーキのレシピや栄養成分、その他チョコレートケーキの食に関する情報を検索結果に表示するようになりました。

これは、現在の音声検索の精度の向上にも繋がっています。

こじまじこ
音声検索の精度は年々上がっていっていますよね

HTTPS/SSLアップデート(2014年8月)

HTTPS/SSLアップデートは、SSL化しているサイトが優遇されるような変更を行ったアップデートです。

HTTPS / SSL更新とは、安全でない「HTTP」プロトコルから安全な「HTTPS」プロトコルにWebサイトを転送するプロセスのことを指します。

これを行うことで、Web接続のセキュリティを保証し、中間者攻撃などのサードパーティの介入からWeb接続を保護することができるのです。

セキュリティを強化しているサイトが、検索結果のランキングにおいて少し有利に働くようになりました。

こじまじこ
情報保護を目的として行われた軽微なアップデートです

ベニスアップデート(2014年12月)

ベニスアップデートは、検索ユーザーにローカルな情報を提供するために行われたアップデートです。

ユーザーは、時に自分の位置情報に近い検索結果を求めている場合があります。レストランの検索などが主な例です。

Googleは、そういったユーザーに対して「位置情報」や「IPアドレス」を元にした検索結果を表示するアップデートを行いました。

こじまじこ
アメリカでは2012年に実施され、日本では少し遅れて実施されました

モバイルフレンドリーアップデート(2015年4月)

モバイルアップデートは、スマホ対応していないサイトの評価が下がったアップデートです。

2015年までに、Googleの検索は50%以上がスマホより行われるようになりました。

しかし、サイトの多くはデスクトップ向けに作られており、スマホへの対策がなされていませんでした。

読み込み速度が遅い、ボタンが大きすぎる/小さすぎるなど、スマホ対策がなされていないサイトは非常に読みにくいですよね。

このアップデートにより、サイト運営者はスマホユーザーに優しいサイトを作ることが必要となっていきました。

こじまじこ
スマホ対応していないサイトは読みにくいですもんね…

ランクブレイン導入(2015年)

ランクブレインは、2015年頃から取り入れられた、人工知能によるアルゴリズム要素の一つです。

これにより、コンテンツに検索キーワードが入っていなくても、検索内容を推測し結果を表示することが可能になりました。

こじまじこ
前後のキーワードなどから検索意図を理解し、検索結果を表示する人工知能です

日本語検索アップデート(2017年2月)

日本語検索アップデートは、日本語で作成されているサイトに的を絞ったアップデートです。

ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、自社のサイトを検索結果の上位に表示させることを主眼において作成されたキュレーションサイトがたくさん存在していました。

2016年秋、医学的な根拠が不確かな情報が多数掲載されているとして、サイトの閉鎖に追い込まれた「WELQ事件」はまだ記憶に新しいでしょう。

信頼性があり、正しい情報を提供しているサイトを検索結果の上位に表示させるアップデートを行いました。

こじまじこ
情報が薄いキュレーションメディアがバタバタと倒れていきました

健康アップデート(2017年12月)

健康アップデートは、日本語検索アップデートと同様、日本国内のみに適応された異例のアップデートです。

これにより、医療や健康に関する検索結果の60%に影響が出たとGoogleは発表しています。

Googleは、「医療や健康のトピックに関しては」、「特に高品質な情報を検索結果に表示する」べきだと提言しており、医療に従事した者や公的な機関による情報が上位表示されやすくなりました。

具体的には、病気(便秘・ニキビなども含む)、歯科系・眼科系、健康食品(青汁・酵素・葉酸・サプリ全般など)、コレステロール、バストアップ、精力剤、イボ、ワキガ、糖質制限、などのキーワードが対象となりました。

サイト運営者は、厚生労働省が示す指針「医療広告ガイドライン」への準拠してコンテンツを作成することが必須となりました。

こじまじこ
サイト運営者も薬機法を理解しておく必要がありますね

スピードアップデート(2018年7月)

スピードアップデートは、ページ読み込み速度の評価対象がPC検索のみならずモバイル検索にも適用されたアップデートです。

これは「表示が極端に遅い」とユーザーが感じるようなページに対して実施され、影響があったサイトはごくわずかだとされています。

Googleは、ページが表示されるまで3秒かかると半数以上の閲覧者がサイトを離脱するというデータを発表しています。

サイト運営者は、速度改善を行うことで段階的に評価を取り戻すことができます。

こじまじこ
自分のサイトのページ表示スピードは大丈夫でしょうか?ツールを活用してチェックしてみては

BERTアップデート(2019年10月)

BERTアップデートは、検索クエリのニュアンスやコンテキスト(文脈)を理解して、より関連性の高い検索結果を返すことを可能にしたアップデートです。

これは、「BERT(バート)」と呼ばれる人工知能(AI)ベースの自然言語処理技術を採用しています。

2015年に導入した人工知能(AI)ベースの検索アルゴリズム「RankBrain」以来の、自然言語処理技術の発展です。

「長い会話型のクエリ」に対してBERTアルゴリズムが働くようになりました。

まとめ:今後行っていくべきSEO対策とは

SEOアップデートの歴史を辿ってきましたが、その中でも特に押さえておきたいアップデートは下記の3つです。

主要なアップデートまとめ

  • コンテンツの質にフォーカスした、2011年「パンダアップデート」
  • リンクの取り締まりを行った、2012年「ペンギンアップデート」
  • キュレーションサイトを対象にした、2017年「日本語検索アップデート」

Googleのアップデートの歴史を紐解くことで、Googleがどんなページを上位に表示したいと考えているのかの理解が深まります。

今回紹介したアップデート内容の中で、もし「対策できていないな…」と感じた点があれば、ぜひご自身のサイトに適用してみてくださいね。

SEO対策

この記事の監修者
ドム(工藤逸世)SEOコンサル&WPテーマ開発

㈱Woo代表。7桁ブロガー。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログを始めて、2020年独立。2021年法人化。 WEB集客に関わるアレコレをやってます。