ブログサイトを作成した際に、プライバシーポリシーと免責事項の設置は必須です。
とはいえ、なぜプライバシーポリシーと免責事項の設置が必要なのかわかっていないという初心者ブロガーさんも多いのではないでしょうか。
「プライバシーポリシーと免責事項についてよくわからないけど、とりあえず他人のサイトをコピペして貼り付けておけばいいか!」というブロガーさんもいらっしゃるかもしれません。
しかし、設置するべき内容を理解していないまま、ただコピペして貼り付けるのは大変危険です。
㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
プライバシーポリシー・免責事項とは?
まず初めに、プライバシーポリシーと免責事項について詳しくお伝えしていきます。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーとは、ブログサイトを運営する上で集めた個人情報をどのように利用するのかをサイト上に公開することを指します。
個人情報を取得し、その後どんなことに使われるのか記載されていない場合、ユーザーに不信感を与えてしまう可能性がありますよね。
そしてプライバシーポリシーを設置せず、個人情報の利用目的を明らかにしなければ最悪個人情報保護法違反に該当することも。
免責事項
免責事項とは、ユーザーが購入してくれた商品トラブルに関する内容を記載することです。
ブログサイト上で販売する商品とは、主にアフィリエイトを経由した商品かオリジナル商品が該当するケースがほとんどでしょう。
自分が良いと思って紹介している商品でも、商品を購入してくれたユーザーがあなたと同じように満足をしてくれるとは限りませんよね。
そのためブログサイト上の免責事項には、「商品の購入・利用は自己責任である」という内容を明記する必要があるのです。
プライバシーポリシー・免責事項のひな形
それでは次に、プライバシーポリシー・免責事項のひな形をお伝えしていきます。
(あなたのブログ名を記載) プライバシーポリシー・免責事項
(あなたのブログ名を記載)(以下「当ブログ」)のプライバシーポリシー・免責事項を次の通り記載します。
【個人情報の利用目的について】
当ブログでは、お問い合わせやコメント投稿の際に氏名・メールアドレス等の個人情報を入力いただく場合があります。
取得した個人情報は、必要な連絡のみに利用させていただきます。
これらの目的以外では利用いたしません。
【個人情報の管理】
高品質で安全なサービス提供のために、個人情報を取り扱う際は、個人情報保護に関する法令・国が定める指針・その他規範を遵守いたします。
【開示請求に応じる手続き】
本人から個人情報の開示を求められた際には、本人に対して遅滞なく開示請求に応じます。
ただし、下記のいずれかに該当する場合は、全部または一部を開示しないこともあります。
開示しない決定をした場合、その旨を遅滞なく通知いたします。
なお、個人情報の開示に際しては1件あたり1,000円の手数料を申し受けます。
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- 本人または第三者の生命,身体,財産その他の権利利益を害するおそれがある場合
- 当社の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合
- その他法令に違反することとなる場合
【第三者開示について】
取得した個人情報は適切に管理し、以下に該当する場合を除いて第三者に開示することはありません。
・本人の同意が得られた場合
・法令により開示が求められた場合
【お問い合わせ窓口】
当サイトへの、お問い合わせに関しては、こちらのお問い合わせからご連絡ください。
【免責事項】
当ブログは、掲載内容によって生じた損害に対する一切の責任を負いません。
各コンテンツでは、できる限り正確な情報提供を心がけておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。
また、リンク先の他サイトで提供される情報・サービスについても、責任を負いかねますのでご了承ください。
【著作権】
当ブログに掲載されている文章・画像の著作権は、運営者に帰属しています。
法的に認められている引用の範囲を超えて、無断で転載することを禁止します。
【プライバシーポリシーの変更】
当ブログは、個人情報に関して適用される日本の法令を遵守するとともに、本プライバシーポリシーの内容を適宜見直して改善に努めます。
修正された最新のプライバシーポリシーは常に本ページにて開示されます。
制定日:〇〇年○月○日
改定日:〇〇年○月○日
【ブログ名】
【ハンドルネーム】
プライバシーポリシー・免責事項に記載すべきこと
プライバシーポリシー・免責事項に記載するべきことについて、それぞれご説明いたします。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーに記載すべきことは下記の5つです。
- 個人情報利用目的
- 個人情報の管理
- 開示請求に応じる手続き
- 第三者提供に関して
- お問い合わせ窓口
個人情報利用目的
個人情報利用目的を、プライバシーポリシーには必ず記載しましょう。
例えば、ブログサイトを訪問してくれたユーザーからのお問い合わせやコメントをいただいた際は、返信するために名前やメールアドレスが必要になります。
質問に対する回答を送るために個人情報を利用させていただくものであるなど、ユーザーが安心して納得できる内容を記載しておきましょう。
個人情報の管理
個人情報の管理とは、個人情報保護に関する法令や国が定める指針・その他規範を遵守することを指します。
開示請求に応じる手続き
開示請求に応じる手続きとは、ユーザー本人から個人データの開示を希望された場合、速やかに対応させていただくことを記載します。
第三者提供に関して
第三者提供に関してとは、本人のご了解がある場合、もしくは法令等への協力のために開示が必要となる場合以外は第三者に開示することはないことを記載します。
お問い合わせ窓口
お問い合わせ窓口を設置し、サイト管理人にスムーズに問い合わせできる状態にしておきます。
免責事項
免責事項に関することは、下記の2つ。
- 著作権・肖像画
- リンク掲載
著作権・肖像権
著作権・肖像権とは、ブログ内の文章・画像を無断で利用するのはNGであることを明記します。
一方、あなた側が意図せずに、著作権や肖像権を侵害してしまった場合は速やかに対処するという内容も明記しておきましょう。
リンク掲載
リンク掲載には、当サイトの記事はリンクフリーであるという内容を明記すると、ユーザーはブログやSNSにあなたの記事を迷わずにシェアすることができます。
リンクフリーであることを明記していないと、「このブログ、リンクに関する記載がないし、問題になると嫌だからやめておこう」となる可能性があるのです。
プライバシーポリシー・免責事項の設置方法
次に、プライバシーポリシー・免責事項の設置方法に関して画像付きでお伝えしていきます。
プライバシーポリシー・免責事項は、固定ページにて作成する必要があります。
下記の画像のように固定ページ→固定ページ一覧をクリックしましょう。
すると、次は下記の画像に切り替わるのでプライバシーポリシーの編集をクリックして内容を確認してください。
テーマによっては、編集をクリックするだけで既にプライバシーポリシーに関する必要事項が用意されていることもあります。
プライバシーポリシー・免責事項の注意点
プライバシーポリシーと免責事項に関する注意点は下記の2つです。
- コピペはNG
- 改定時は日付の記載
コピペはNG
プライバシーポリシー・免責事項に記載する内容を何も考えずにコピペするのはNGです。
プライバシーポリシーと免責事項に関しては、どうしてもどのサイトも似たような文章になってしまいがち。
とはいえ、中身を理解していない状態でサイト内にコピペするだけで終わりというのは運営者のリテラシーが低いということに結び付く可能性もあります。
改定時は日付の記載
プライバシーポリシー・免責事項の内容を変更したり修正した場合は、以前更新した日付のままにせず、編集を行った日時に変更しておきましょう。
まとめ
この記事のまとめ
- ブログには必ずプライバシーポリシー・免責事項を明記する
- ひな形をコピペして利用してもいいが、内容は必ず把握しておくこと
- 個人情報の利用目的を明確にし、責任をもって管理する