- ランクトラッカーが良いらしいけど…実際にどうなの?
- 使ってみたいけど、本当に使いこなせるのか不安
- 無料版があるなら、無料版で充分じゃない?
高機能順位計測ツールとして人気のランクトラッカーですが、これから導入を検討している方にとって、小難しい印象を持たれている方や敷居が高く感じたり、英語がネックとなり、二の足を踏んでいる人も多いのが事実。
実はランクトラッカーでできることは、PCとスマホ両方の順位計測や競合調査まで行えて、日本語対応までしている神ツールなんです。
筆者自身、ランクトラッカー以外にもGRCやCOMPASS、Semrush、Ahrefsといったさまざまなツールを利用してきました。
そこでこの記事では、多くの人が間違えやすい導入方法、活用方法までを徹底的に解説しています。
ランクトラッカーの活用方法を知りたい人、競合に負けないランクトラッカーの使い方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
ランクトラッカーの使い方|キーワードを調べる3つの使用方法
ランクトラッカーは、ブログやウェブサイトの順位計測を毎日自動でしてくれるツールで、Amazonやディズニーなどの有名企業から有名ブロガーまで多くの人が利用しています。
ランクトラッカーでできることはたくさんありますが、大きく分けると以下の通り。
- 自己サイトのキーワード順位計測
- 競合サイトのキーワード順位計測
- キーワードのさまざまな分析調査
まずは自分の運営しているサイトの状態を確認して、同じキーワードの上位にいる競合サイトの動向を確認しています。
普段の記事作成にもランクトラッカーは大活躍していて、基本的な使い方は以下通り。
- 作成した記事と対策キーワードを登録する
- 自己サイトのSEO状態を確認する
- 競合サイトをキーワードから調査する
- 競合サイトを登録し、分析する
- キーワードを調査し、記事作成する
たったこれだけのことかもしれませんが、戦う相手(競合)を知らずに戦い方(キーワード)も考えずに挑むのは、無謀そのものです。
自分が運営しているサイトの状態を知り、競合の動向を確認して、負けないキーワードを選んでいくのは、サイトの収益化を考えていれば、間違いなく必要なこと。
しかもランクトラッカーなら、わざわざ複数のツールを併用しなくても1つで済んでしまうんです。
それでは実際にランクトラッカーを自己サイトと競合サイトに生かしていく使い方をそれぞれ見ていきましょう。
自己サイトのキーワード順位計測
ブログやサイトで収益を上げたい人にとって「今、自分の作成した記事が何位にいるのか?」を知ることは、言うまでもなく必要不可欠です。
自分の書いた記事が検索上位にいれば、多くの人に見てもらえますが、上位にいない場合は、たくさんの人に見てもらうことは難しいでしょう。
ですので、ブロガーやサイト運営者にとって、記事の順位計測を行うことは、毎日のルーティン。
実際にランクトラッカーでキーワードの順位計測を行う手順は、以下の通りです。
- 対策キーワードを登録する
- 作成した記事とキーワードを紐付けする
- 「ランキング確認」で現在の順位を確認する
実際に難しいプログラムを組んだり、コードを書いたりする必要はなく、ボタン一つ押すだけ。
あとはランクトラッカーが指定された記事やキーワードの状態を確認して教えてくれます。
自己サイトのキーワード順位計測を行う上で留意しておきたいポイントは、以下の3点。
- 対策キーワードを登録しすぎない
- 対策キーワード+1,2語のロングテールを登録する
- タグ機能やメモ機能を活用する
やってしまいがちなこととして、「サジェストキーワードを全て登録すること」はおすすめしません。
なぜなら、自分が「本当に対策したいキーワード」の状態が分からなくなるから。
中には「それでも問題ない」って一部の天才や超人もいますが、実際には、「タイトルに入れたキーワードと見出しに入れたキーワード」の2〜5語キーワードくらいを目安に登録しておくとよいでしょう。
「転職+看護師」で記事を作成した場合
例えば、「転職+看護師」で記事を作成した場合。
キーワードを登録する際は、下記のようなキーワードも登録しておくと良いでしょう。
- 「転職+看護師+男性」、「転職+看護師+女性」
- 「転職+看護師+男性+未経験」、「転職+看護師+女性+経験者」
- 「転職+看護師+男性+未経験+20代」、「転職+看護師+女性+経験者+30代」
「転職+看護師」以外にも、タイトルや見出しに使用したキーワードも登録しておくのがおすすめ。
とはいえ、作成した記事がいきなり上位にランクインすることはあまりありません。
作成した記事が登録したキーワードの5語や4語で上がってきたら、3語や2語もそれにつられるようにして上がってくるイメージ。
焦らず、騒がず、長期的な目線で自己サイトの順位経過を確認していくことが大切です。
自己サイトへの使い方を踏まえた上で、次に競合サイトの使い方について見ていきましょう。
競合サイトのキーワード順位計測
「競合サイトの動向」を知ることは、最初のうちは不要です。
しかし、ある程度の規模に育ってきた場合は、必ずと言っていいほど意識するのは競合サイトの記事。
競合サイトの目安としては、下記の項目を参考にすると良いでしょう。
- 自分自身が「競合」と意識しているサイト
- 自分が狙っている複数のキーワードで上位表示(要目視確認)
- ランクトラッカーの機能を使用した競合候補(別途解説)
競合サイト調査は、上級者向けの内容ですが、知っておいて損はありません。
なぜなら、SEOで上位に上がっていくためには必要なことだからです。
競合サイト分析を行う一番のメリットは「自分のサイトに足りないもの」が明確になること。
ただ漠然と「あそこのサイト強いよなぁ」とぼんやりしていても意味がありません。
「どう強いのか?」を一歩踏み込んで調べてみることが大切です。
調べてみたら思いのほか「そこまで強くなかった」ということはよくあること。
積極的に活用して、自分のサイトに生かしていきましょう。
では、実際にランクトラッカーを使用して、競合サイトのキーワード順位計測を行う手順は、以下の通りです。
- 競合サイトのドメイン名でプロジェクトを作成する
- ランキングキーワードデータが更新されるのを待つ
- ワークスペースの「キーワードとランキング」を確認する
- (必要に応じて、)自サイトと競合記事とキーワードを登録する
たったこれだけのことで、「競合サイトの記事がどんなキーワードで上がっているのか?」が丸わかりです。
競合サイトのキーワード順位計測を行う上で留意しておきたいことは、下記の通り。
- 強すぎる競合は避ける(例:数百記事もある法人メディア)
- 対策キーワードを登録しすぎない
- 不要なキーワードは削除する
- 適宜、競合サイトの見直しをする
そもそも論として、競合サイトは対策キーワードやジャンルが近くても自分のサイトと同じ運営で行っていません。
余計な情報は、自分のサイトの運営方針がブレたり、要らない記事に時間を割いたり、ムダが増えがち。
競合サイトによっては、記事更新やサイト運営自体を怠っていることもあるので、定期的に競合サイトの見直しを図ることも必要です。
基本的な使い方を押さえたところで「さらにランクトラッカーをサイト運営に活用したい方」は、下記の項目も参考にしてください。
それ以外の方は、気になるランクトラッカーの料金について、見ていきましょう。
まだまだある、ランクトラッカーでできること
ランクトラッカーでは、自己サイトの運営状態や競合サイトの動向を知る以外にもまだまだ活用する方法があります。
まずは、自己サイトと競合サイトを調べてみて「もっとランクトラッカーを活用したい人」は、以下の項目もチェックしてみると良いでしょう。
まだまだあるランクトラッカーでできること
ランキングキーワード
ランキングキーワードはサイトや記事の評価されているキーワードを確認することができます。
タイトル
ランキングキーワードは、一般的な競合調査や自分のサイトの補強材料を確認する方法として、よく利用する機能です。
おもに利用する項目は以下の2つ。
- 「ドメインとサブドメイン」:ドメイン単位の流入キーワードを調べる
- 「正確ですURL」:記事単位で流入キーワードを調べる
任意のURLを入力し、ドメイン単位や記事単位の流入状態を確認することができます。
実際の使い方を見ていきましょう。
1.任意のURLを入力欄に入力する
【画像】
2.「ドメインとサブドメイン」または「正確ですURL」を選択し、「検索」クリックする
【画像】
3.データ収集が完了すると結果が表示される
【画像】
4.画面右上のアイコンをクリックし、「表示項目」を調整する
【画像】
5.「絞り込み機能」でさらに調べたい属性のキーワードを抽出する
【画像】
上記の流れで「サイト単位」や「記事単位」の流入状態や競合の弱いキーワードなどを見つけられます。
注意点として、カテゴリーごとやサブディレクトリ単位のみの抽出ができません。
サイト単位で確認を行う際は、不要なカテゴリーの情報やキーワードを排除するひと手間が必要。
とはいえ、上級者になればなるほど、取り組んでいるサイト運営者も多いので、サイトを育てる必要なステップとして取り組んでみると良いでしょう。
キ-ワードギャップ
キーワードギャップは、自分と競合サイトの対策キーワードの差分(ギャップ)を確認することができます。
キーワードギャップは、自分と競合が検索エンジンから評価・流入を得ているキーワードの差分を確認できます。 差分を確認できるのは、以下の4通り。 競合サイトは複数登録できますが、2サイトくらいを比較・参照すると良いでしょう。 多くの競合サイトを登録しても見つけられるキーワードがぼやけてしまいます。
簡易競合調査
簡易競合調査は、自己サイトの対策キーワードから自動的に競合サイト候補を抽出することができます。
➖➖詳しく知りたい方はこちら➖➖
競合ドメイン&トピック比較
プロジェクトの保存
プロジェクトの保存は、サイトURLを登録・保存することができます。
タイトル
サイト運営方針や対策キーワードが丸かぶりしている競合サイトは、プロジェクトに保存し、動向を見ていくことでより詳細に競合サイトの運営動向を知ることができます。
実際の使い方を見ていきましょう。
1.簡易競合調査などで抽出した競合サイトのURLを登録する
【キャプチャー1】
2.検索エンジンを選択する
【キャプチャー2】
3.新規ワークスペースに右上の表示設定から、下記の項目をチェックする
- キーワード
- Google.co.jp Rank
- ランキングページ
- 検索数
- 競合性
- KEI
- 予想される訪問数
- Google.co.jp Keyword Diffculty
【キャプチャー3】
4.ランキングの確認を押して、データ収集が終わるのを待つ
【キャプチャー4】
5.競合サイトの詳細な記事データが抽出完了
【キャプチャー5】
上記の流れで競合サイトをより深く知ることができます。
中でも注目したい指標は、KEIとKeyword Diffculty。
競合サイトが流入しているキーワードの中でより対策しやすいキーワードを見つけることができます。
対策キーワード候補が見つかったところで記事作成を行うと労せず、自己サイトへのトラフィックを稼ぐことが可能となるでしょう。
注意点としては、くれぐれも自己サイトの記事とカニバらないように対策キーワードをピックアップしていくことが肝要です。
流入キーワード
流入キーワードは、サーチコンソールのデータと連携して、対策漏れを確認することができます。
詳しく知りたい方はこちら
ランディングページと流入キーワードでどの記事にどのようなキーワードで流入があるかを見ることができます。
実際の使い方を見ていきましょう。
1.サーチコンソールと連携する
【キャプチャー1】
2.流入キーワードをクリックする
【キャプチャー2】
3.「追跡済み」以外のキーワードを見つける
【キャプチャー3】
4.キーワードとランディングページを確認する
【キャプチャー4】
5.内容がマッチしていれば、キーワードを登録
【キャプチャー5】
上記の流れで自己サイトの「検索流入はあるけど、未対策のキーワード」を見つけることができます。
流入キーワードとランディングページを対比して、記事内容とキーワードがズレている場合は、別に記事作成を行うことでより強固なサイト運営を行うことが可能となるでしょう。
注意点は、キーワード属性が近いため、カニバリが発生しやすい点には、充分に配慮が必要です。
カニバリチェック
カニバリチェックは、同一キーワードで上がってきている(カニバっている)記事を見つけることができます。
詳しく知りたい方はこちら
カニバリチェックは、検索結果を複数表示に変更することで比較的、簡単にカニバリチェックが行えます。
実際の使い方を見ていきましょう。
1.管理画面左上の「環境設定」から検索結果表示を選択する。
【キャプチャー1】
2.検索結果の複数表示の項目にチェックを入れ、OKをクリック。
【キャプチャー2】
3.同一キーワードでカニバっている記事があれば3点リーダーが表示される。
【キャプチャー3】
4.3点リーダーにカーソルを合わせるとカニバっている記事URLが表示される
【キャプチャー4】
上記の流れで自己サイトの「カニバっている記事」を見つけることができます。
記事内容とキーワードを比較し、上げたくない記事からカニバリキーワードを削除することでカニバリを解消することができます。
注意点として、以下の点にご留意ください。
- カニバリにも良し悪しがある
- 良いカニバリはそのまま放置でOK
- 30位以下の悪いカニバリは要対策
- カニバリ自体、検索アルゴリズムのバグと心得る
- 両方とも上げたい場合、各記事に一次情報を入れる
カニバリは、サイト運営者にとって「永遠のテーマ」とも言えます。
毛嫌いせず、試行錯誤して取り組んでいくことが肝要です。
これまでにランクトラッカーの使い方を見てきました。
自分のサイトに競合サイトに、そしてキーワード調査にも使えるのがランクトラッカー。
それでは次に「ランクトラッカーの料金」について見ていきましょう。
ランクトラッカーの料金
高機能ツールのランクトラッカーの料金形態は、以下の3種類からなります。
項目 | 無料版 | プロフェッショナル版 | エンタープライズ版 |
料金
($1.00=¥110換算) |
$0.00
(0円) |
$149.00
(16,390円) |
$349.00
(38,390円) |
支払方法 | なし | 年払い | 年払い |
支払い手段 | なし | クレジットカード
PayPal |
クレジットカード
PayPal |
返金保証 | なし | なし | なし |
料金プランによって、使用できる機能と使用できない機能があります。
それぞれの料金プランでできることとできないことを見ていきましょう。
無料版|ランクトラッカーを試してみたい人向け
ランクトラッカーの無料版でできることは、以下の通りです。
【無料版のキャプチャー】
- 自己サイトキーワード順位計測
- 競合サイトキーワード順位計測
- 自己サイトの運営状況の確認
- 競合サイトの運営動向の確認
- キーワードギャップ分析
基本的な使い方でも触れた通り、無料版で一通りのことができます。
しかし、1番のネックは、「プロジェクトの保存」ができないこと。
サイト立ち上げ初期であれば、対策キーワードも少なく、その都度、自分のサイトのURLを入力して、対策キーワードと記事URLを入力して…とできますが、10記事を超えたくらいになるとめちゃくちゃ面倒くさくなります。
そもそも論として、サイトで収益化を図る場合は、10記事を超えることがほとんどですので、「本当にお試し程度」として導入してみて、感触が合いそうであれば、有料版の購入をおすすめします。
それでは有料版には、プロフェッショナル版とエンタープライズ版がありますが、それぞれの違いについて、見ていきましょう。
プロフェッショナル版|ランクトラッカーを個人で使いたい人向け
ランクトラッカーの「プロフェッショナル版」でできることは、以下の通り。
【プロフェッショナル版のキャプチャー】
- 無料版でできること全て
- 競合サイトの登録数が増える(5サイトまで)
- CAPTHER対策機能が使える
- タスクスケジューリング機能が使える
- コピペ機能が利用できる
- 複数PCでランクトラッカーを使用できる
無料版と有料版でできることの大きな違いは「プロジェクトの保存ができる」ことですが、運営サイトの記事数が増えていくごとに有料版を導入することにメリットしかありません。
ランクトラッカーに限らず、ツールに投資することは、あなた自身の貴重な時間を増やすことにもつながります。
自動化できるところはツールに任せて、あなたがすべきことは「競合に負けない記事を作成すること」や「読者に満足してもらう記事を作成すること」でしょう。
とはいえ、個人でサイト運営を行うのであれば、有料版のうち「プロフェッショナル版」で充分です。
では、エンタープライズ版は誰向けなの?について、見ていきましょう。
エンタープライズ版|ランクトラッカーを複数人で使いたい人向け
ランクトラッカーの「エンタープライズ版」でできることは、以下の通り。
【エンタープライズのキャプチャー】
- プロフェッショナル版でできること全て
- 競合サイトの登録数が増える(10サイトまで)
- データ出力機能が使える
- レポート出力機能が使える
- 複数PCでランクトラッカーを使用できる
エンタープライズ版とプロフェッショナル版の大きな違いは、「ランクトラッカーを共有できること」です。
果たして、エンタープライズ版が必要かどうかは以下の場面を想定してみると良いでしょう。
- 複数人でサイト運営
- 自宅と職場などの離れた場所でサイト運営
- 複数台のPCでサイト運営
- 依頼され、他人のサイトを管理
上記の場面で「プロフェッショナル版」を使用する場合、「ライセンス違反」の警告がポップアップでアラートされ、ランクトラッカーが強制終了となります。
裏技ではありませんが、macとWindowsの別々のPCで使用する場合、同時に立ち上げなければ「プロフェッショナル版」をそれぞれのPCで利用することはできますが、あまりおすすめしません。
やりすぎてライセンス停止した事例はありませんが、あくまで緊急回避用と覚えておくと良いかもしれません。
この項目を振り返って、ランクトラッカーの料金プランごとにおすすめする人は下記の通りです。
項目 | 無料版 | プロフェッショナル版 | エンタープライズ版 |
---|---|---|---|
料金
($1.00=¥110換算) |
$0.00
(0円) |
$149.00
(16,390円) |
$349.00
(38,390円) |
おすすめな人
|
とりあえず試したい人 | 個人のサイト運営者
個人向け |
複数人のサイト運営チーム
法人向け |
できること |
|
|
|
できないこと |
|
|
なし |
以上のように料金プランごとのできることとおすすめな人を解説してきました。
では、ランクトラッカーと他社ツールとの違いについて、次の項目で見ていきましょう。
ランクトラッカーと他社ツールの比較
ツールの導入の際、ランクトラッカーとよく比較検討される他社ツールは以下の通り。
- サーチコンソール
- GRC
- Semrush
- Ahrefs
- ウーバーサジェスト
ランクトラッカーと他社ツールとの違いをそれぞれ見ていきましょう。
ランクトラッカーとサーチコンソール
ランクトラッカーとサーチコンソールは、ともにサイト訪問者の流入キーワードが分かる点で共通していますが、それぞれの違いは下記の通りです。
【料金と機能を簡単に比較】
サーチコンソール自体は、導入サイトの入り口の部分がマルッと分かるので大変便利なのですが、サーチコンソールを正しく活用できている人が少ないのも事実です。
ランクトラッカーとサーチコンソールは、連携することが可能なので、サーチコンソール単体で使用するよりも、言うまでもなく、連携した方が使いやすいことは明白。
ターゲットとする主体がキーワードなのか、検索者なのかによって、集められるデータも違えば、見えてくるものも違って見えてきます。
つまり、めちゃくちゃレベルの高いサイト運営者だったら、サーチコンソールだけでも充分ですが、サーチコンソールで集められるデータの生かし方が分からない方は、ランクトラッカーとの連携が最善策。
ランクトラッカーとサーチコンソールは、同居可能なので、それぞれの良さを生かすためにも連携して利用することをおすすめします。
続いて、ランクトラッカーとGRCの違いについて見ていきましょう。
ランクトラッカーとGRCの違い
ランクトラッカーとGRCは、人気の順位計測ツールとして有名ですが、それぞれの違いは下記の通りです。
【料金と機能を簡単に比較】
両方を使用したことがある人はよく分かるかと思いますが、それぞれの違いの中で、キーワード登録方法と検索エンジンに大きな違いがあります。
- ランクトラッカー:キーワード主体、PC/SP兼用
- GRC:記事URL主体、PC/SP独立
つまり、ランクトラッカーで調べていることを単純にGRCで取り組もうとしたとき、倍のコストがかかってしまいます。
とはいえ、スマホ利用者が圧倒的多数になった現在、SP用の順位計測だけできればOKって意見があるのも事実。
ランクトラッカーにはランクトラッカーの良さ、GRCには GRCの良さがあり、甲乙つけがたく、ユーザーの好みにもよるでしょう。
ランクトラッカーとGRCの詳しい比較に関しては、以下の記事が参考になります。
→ランクトラッカーとGRCの比較記事へ内部リンク
GRCについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
→GRCの記事へ内部リンク
ランクトラッカーとSemrushの違い
ランクトラッカーとSemrushは、SEOツールとして人気がありますが、それぞれの違いは下記の通りです。
Semrushは本格的なSEO対策が行えるツールに対して、ランクトラッカーは簡易的なSEO対策が行えます。
ただ、料金面の格差に関しても10倍ほど。
月1万少々を投資して、本格的なSEO対策を行うか、年間2万円弱を投資して、簡便的なSEO対策を行うかは、ユーザー次第と言えます。
Semrushの日本代理店の株式会社オロは、Semrushを広めるために定期的な活用セミナーを開催し、活発に広報活動を展開しています。
14日間の無料トライアルもあるので、それぞれを試してみて、より自分に合う方を選ぶと良いでしょう。
【料金と機能を簡単に比較】
ランクトラッカーとAhrefsの違い
ランクトラッカーとAhrefsは、SEOツールとして人気がありますが、それぞれの違いは下記の通りです。
被リンク分析ツールとして定評のあるAhrefsは、ランクトラッカーの上位互換と言えるでしょう。
価格帯や本格的なSEO対策が行える点やウェブ版の提供、一部ランクトラッカーのクローラーの利用など、上位互換たる共通点はさまざま。
【料金と機能を簡単に比較】
ランクトラッカーとウーバーサジェストの違い
ランクトラッカーとウーバーサジェストは、キーワード分析ツールとして人気がありますが、それぞれの違いは下記の通りです。
【料金と機能を簡単に比較】
ウーバーサジェストについて詳しく知りたい方はこちの記事をご参照ください。
→ウーバーサジェストの記事へリンク
この項目を振り返って、ランクトラッカーと他社ツールの料金やできることの違いを比較すると下記の通りです。
【ランクトラッカーと他社ツールの目的と同価格帯の比較表】
それぞれのツールを比較するとよりランクトラッカーの万能性がお分かりいただけたかと思います。
それでは、実際にランクトラッカーを導入した際のメリット・デメリットについて、次の項目で見ていきましょう。
ランクトラッカーのメリット・デメリット
ランクトラッカーに限らず、どんなツールにも良い面やそうでない面があります。
ほかの人から不評だった部分が、自分ではあまり気にならないことも。
ランクトラッカーを導入してメリット・デメリットに感じていることは、以下の通り。
- 料金面
- 機能面
- 使い勝手
端的にまとめると上記の3点に絞られます。
私自身、初心者のころにほかの人からすすめられ使用していますが、「最初は苦手」でした。
どうしても好きになれず、途中でGRCに浮気したりもしましたが、運営サイトの成長とともにランクトラッカーに落ち着き、今ではめちゃくちゃ気に入っています。
実際にそれぞれのデメリット・メリットを包み隠さずに解説していきますので、順に見ていきましょう。
ランクトラッカーのデメリット|料金・機能・使い勝手を分類
ランクトラッカーを導入して感じたデメリットは以下の通りです。
- 料金面:支払いが年払いのみ
- 機能面:多すぎて導入初期は迷子になる
- 使い勝手:動作がモタつく場面がある
どんなツールにも使う人によって、メリットに感じることもデメリットに感じることもあります。
まずは「料金面」のデメリットについて見ていきましょう。
デメリット1:料金面
ランクトラッカーの料金面でのデメリットは、「支払いが年払いのみ」ということです。
サイトを立ち上げたばかりで収益化もままならない時期に一度に2万円の出費ってけっこう不安ですし、精神的ハードルが高く感じていました。
機能面では魅力的でしたが、年払いのみがネックとなり、ランクトラッカーのHPとにらめっこして数日間、過ごしていたことも。
有料版購入時、公式サイトからライセンスを購入しますが、その画面が分かりにくく、危うく「SEO Power Suite」のライセンスを購入しそうになりました。
中には、間違って「SEO Power Suite」のライセンス購入をされた方もTwitter上でたまに見かけるので、購入の際は注意が必要です。
次に「機能面」のデメリットを見ていきましょう。
デメリット2:機能面
ランクトラッカーの機能面でのデメリットは、「使える機能が豊富にある」ことです。
- 慣れないうちは迷子になる
- 見やすさに自分なりの工夫が必要
ランクトラッカーでできることが多いため、導入初期は「やりたいこと」と「できること」の差がありすぎて、記事作成よりも「ランクトラッカーの使い方」を調べている時間の方が多かったほど。
ツールを活用する以上、誰もが通る道かもしれませんが、サイト運営者としてのレベルやサイト規模に合わせて、ランクトラッカーも自分でカスタマイズしていく必要があります。
この辺りは、自転車の乗り方やスポーツなどの習得と同じで「ある程度の慣れ」と「自分に合った使い方」を模索しながら合わせていく方が結果的に早くデメリットをメリット転換できるでしょう。
次に最後のデメリット「使い勝手」について見ていきましょう。
デメリット3:使い勝手
ランクトラッカーの使い勝手でのデメリットは、「機能切替え時に動作がモタつく」ことです。
- 動作が重たいときがある
- データ収集に時間がかかる
- サポートはすべて英語
待機時間は、「正確なデータ収集のため」とある程度のわりきりが必要ですが、記事作成の片手間でランクトラッカーを立ち上げておいて、同時並行で行うなどの対策を講じることで回避することができます。
かなり限定的ですが、カスタマーサポートに問合せをする場合は、「全て英語」でやりとりが必要なため、英語が苦手な人はネックに感じる方もいるでしょう。
とはいえ、Google翻訳と問題発生個所のスクリーンショットを添付すれば、たいていのことは解決するので、利用する機会自体も少ないため、問題ありません。
一方でランクトラッカーのメリットについて見ていきましょう。
ランクトラッカーのメリット|料金・機能・使い勝手
ランクトラッカーを導入して感じたメリットは以下の通りです。
- 料金面:コスパが抜群に良い
- 機能面:大半のツールが不要
- 使い勝手:使用環境に左右されない
どんなツールにも使う人によって、メリットに感じることもデメリットに感じることもあります。
まずは「料金面」のメリットについて見ていきましょう。
メリット1:料金面
ランクトラッカーの料金面でのメリットは、抜群にコスパが良いことです。
他の項目でも触れましたが、ランクトラッカーに実装されている機能と料金を他社ツールと比較するとその圧倒的なコスパの良さに魅力を感じることでしょう。
SemrushやAhrefsなどの本格的なSEOツールに機能面では劣る部分はありますが、金額的には1/10ほど。
一方でGRCやRankGuruといった順位計測ツールの場合、表面的な金額面では劣ってしまいますが、順位計測ツール+αの金額で自己サイトだけでなく、競合サイトやキーワード分析まで行える実質的なコスパの良さは、ランクトラッカー以外にありません。
「時は金なり」という言葉があるように貴重な時間をムダにしないためにも表面的な値段だけでなく、実質的なコスパにも注目していく必要があります。
次に「機能面」のメリットについて見ていきましょう。
メリット2:機能面
ランクトラッカーの機能面でのメリットは、「調べたいこと」の大半がランクトラッカー内で完結するため、以下のことが不要になります。
- 複数のツールの使い分け
- ツールを行き来する時間や労力
- 各ツールを習熟する時間や労力
機能が豊富にある分、使いこなすまでに多少の時間と勉強は必要になりますが、自己サイトから競合サイト、更にはキーワード分析までが1つのツールで完結するので、わざわざ色々なツールやサイトを使い分けなくて済みます。
専門用語の理解が前提ですが、Googleサービスや他サイトの連携機能や複数の無料ツールを駆使しないとできないこともランクトラッカーで実現できます。
人によってさまざまな使い方ができるのもランクトラッカーが人気な理由の一つではないでしょうか。
次にメリット最後の「使い勝手」について見ていきましょう。
メリット3:使い勝手
ランクトラッカーの使い勝手でのメリットは、使用環境に合わせて安定して利用できることです。
- パソコンの使用OSに左右されない
- インストール型ツールで動作が安定している
- キーワード登録にほぼ制限がない
- 豊富な機能で横断的な使い方ができる
- 自分好みにカスタマイズできる
ランクトラッカーの使い勝手の良さは、Chrome Bookを除いてほぼ全てのパソコンで使用できることとインストール型のため、クラウド型ツールのような動作不安定がないこと。
他社ツールでは、パソコンの使用OSで利用できないツールや挙動が不安定になるものもありますが、ランクトラッカーは、そのようなことがありません。
豊富な機能と高いカスタマイズ性、外部サービスとの連携機能を備えているため、本当に知りたいことが分かり、自分好みのフォーマットにアレンジすることができます。
キーワードに関しても、アレンジ次第で以下の使用方法が可能。
- キーワードグループでカテゴリーごとの対策
- タグ、メモ機能でリライト候補の抽出
- サチコ連携で未対策KWやカニバリの抽出
他社ツールは、「順位計測だけ」、「SEO対策だけ」、「競合調査だけ」でしたが、ランクトラッカーは、外部サービスと連携することでタテヨコナナメの横断的な使い方ができるのも魅力的です。
ランクトラッカーのメリットとデメリットを確認したところで、実際の導入方法や初期設定について見ていきましょう。
ランクトラッカーの導入方法と初期設定
これまでにランクトラッカーの使い方や魅力などを見てきましたが、実際の導入手順は以下の通りです。
- ダウンロード
- 初期設定
- カスタマイズ
それぞれの手順でつまずきやすい点や間違えやすいポイントもあわせて解説していきます。
それでは、ダウンロード方法から見ていきましょう。
ダウンロード方法
まずは、以下の手順で公式サイトからランクトラッカーをダウンロードし、インストールします。
- 公式サイトにアクセス
- メールアドレスを登録し、ダウンロード
- インストーラーを立ち上げる
- ランクトラッカーのみ選択し、インストール
- 公式サイト下部よりライセンスを購入する
上記の流れでランクトラッカーを公式サイトから導入していきましょう。
※無料版を試してみたい方は、手順5のみ不要です。
それぞれの手順を画像付きで見ていきましょう。
1.こちらから公式サイトにアクセス。
リンク配置
【公式サイトキャプチャー画像】
2.メールアドレスを入力し、ダウンロード。
【入力画面キャプチャー画像】
3.日本語を選択し、インストーラーを立ち上げる。
【言語選択キャプチャー画像】
4.ランクトラッカーのみを選択し、インストール。
【アプリ選択画面キャプチャー画像】
5.公式サイトの下部からライセンスを購入する。
【注文画面キャプチャー画像】
購入の際、「SEO Power Suite」になっていないか?よくご確認を。
【NGキャプチャー画像】
【OKキャプチャー画像】
ライセンス購入後、メールアドレス宛にライセンスキーが発行されます。
【ライセンスメールキャプチャー画像】
ランクトラッカーのインストールが完了したところで、初期設定について見ていきましょう。
初期設定
ランクトラッカーのインストールが完了したら、以下の手順で初期設定を行っていきます。
- ランクトラッカーを立ち上げる
- サイトURLを登録する
- Googleと連携させる
- キーワードを登録する
- ライセンスを登録する
- プロジェクトを保存する
上記の流れでランクトラッカーの初期設定を行っていきましょう。
※無料版を試したい方は、手順5,6は不要です。
それぞれの手順を画像付きで見ていきましょう。
1.ランクトラッカーを立ち上げる
【ランクトラッカーアイコンキャプチャー】
2.サイトURLを登録する
【登録画面キャプチャー】
3.Googleと連携させる
サーチコンソールまたはアナリティクスを選択すると連携画面がポップアップで開きます。
【連携画面キャプチャー1】
Googleアカウントにログインします。
【連携画面キャプチャー2】
続いて、Googleアカウントのパスワードを入力。
【連携画面キャプチャー3】
連携させるサーチコンソールまたアナリティクスアカウントを選択。
【連携画面キャプチャー4】
4.キーワードを登録する
【キーワード登録画面キャプチャー】
キーワードは登録しすぎも管理画面が見にくくなり、探したい情報が埋もれてしまいます。
実務的には、対策キーワード+1〜2語くらいを目安に登録しましょう。
5.ライセンスを登録する。
【ライセンスメールキャプチャー】
さきほど購入したライセンスを有効化します。
入力ミスを避けるため、コピペがおすすめ。
管理画面左上のヘルプからライセンスの登録をしましょう。
【ヘルプ画面キャプチャー】
登録者、登録キーをコピペして登録します。
【ライセンス登録画面キャプチャー】
画面右上の「保存」をクリックし、プロジェクトを保存します。
【管理画面キャプチャー】
以上の手順で初期設定が完了しました。
ランクトラッカーの初期設定を終えたところでおすすめのカスタマイズ方法もあわせて見ていきましょう。
おすすめのカスタマイズ方法
①ターゲットキーワードの新規作成
②競合サイトの登録
③パーソナライズ設定
ランクトラッカーのよくある質問
この項目では、ランクトラッカーを利用する上でよくある質問について解説しています。
公式サイトでも回答してくれない内容も取り扱っているので、確認しておいて損はありません。
それぞれの項目について見ていきましょう。
ランクトラッカーはスマホやiPadで使える?
アプリストアで「PRO Rank Tracker」が配信されているけど、スマホやiPadで使えるの?
ランクトラッカーはパソコンにインストールして利用するツールなので、スマホやiPadでは利用できません。
ランクトラッカーと「PRO Rank Tracker」は別物なのでアプリをダウンロードしてもランクトラッカーが使えるようにはなりません。
ランクトラッカーはMac/Windowsで使える?
ランクトラッカーは、MacやWindowsだけでなく、Linuxなどのパソコンで利用できます。
しかし、Chrome Bookは、ウェブ上での操作を前提に作られているため、ランクトラッカーを利用することができません。
ランクトラッカーは値上げしたの?
ランクトラッカーは、値上げはしていません。
以前、ライセンスを継続すると割引が受けられる継続特典はありましたが、2021年現在は、継続割引特典がありません。
一部の利用者からは、「実質的な値上げだ」という意見もあります。
解釈次第では、「継続割引がなくなった=実質的な値上げ」という見方もできるかもしれません。
ランクトラッカーの日本語サポートがなくて不安
ランクトラッカーのプラットフォーム自体が日本語対応しているので日本語サポートがなくても問題ありません。
何か問題が生じた場合、カスタマーサポートとのやりとりを英語で行う必要がありますが、Google翻訳で充分対応可能です。
途中解約は可能?
ランクトラッカーは年間ライセンスのため、途中解約は行えません。
しかし、ライセンス更新をキャンセルしてもライセンス満了するまでの期間中は、利用することができます。
以下の場合は状況に応じて、途中解約・返金が受けられることがあります。
⇒詳しくはコチラでリンク予定
この項目では、ランクトラッカー利用時によくある質問質問について見てきました。
ランクトラッカーは、ツールとしての完成度が高く、さまざまな機能が利用できることもあり、「ランクトラッカーの使い方」以外に迷うことはありません。
サイト運営方針やサイト規模でさまざまな使い方ができるツールなので、自分なりの使い方を模索してみることをおすすめします。
これまで見てきた内容を振り返って総括を見ていきましょう。
月20万まではランクトラッカーがベストプラクティス
これまでにランクトラッカーをさまざまな角度から見てきました。
ランクトラッカーでできることをまとめると以下の通り。
- 自己サイトの運営状況が分かる
- 競合サイトの分析も行える
- キーワード分析調査も行える
- カスタマイズ性が高く、自分好みに使える
- 外部サービスと連携し、横断的な分析調査ができる
ランクトラッカーは、自己サイトの運営状況だけでなく、競合サイト調査やキーワード分析までを行える高機能ツールです。
とはいえ、本格的なSEOツールには劣る部分もあるので、「脱初心者をしたい人」や「副業ガチ勢」、「専業を見すえた中級者」、この辺りの方にとっては、必須ツールといえるくらいにおすすめ。
実際に愛用している立場から「金額別でみるランクトラッカーがおすすめな人」をご紹介いたします。
ランクトラッカーがおすすめな人
ランクトラッカーは、全くの初心者の方や本格的なSEO対策を行いたい方には向きません。
ブログやサイトの収益別で見ていくと以下の通りです。
- 0~1万円:SERPOSCOPE/GRC
- 1万円~20万円:ランクトラッカー
- 20万円~:Semrush/ahrefs
ランクトラッカーは、サイト運営に少し慣れ始めて「競合サイトを意識し始めた」くらいの人から「本格的なSEO対策はまだちょっと…」という方におすすめのツールです。
ぜひランクトラッカーを使いこなして、「競合に負けないサイト運営」と「収益化」を図っていきましょう。