「アフィリエイト広告という言葉をよく聞くけど、どういう意味?」
「アフィリエイト広告はどうやって成果が出るの?」
web上に広告を出して収入を得られるアフィリエイト、興味はあっても難しいことがたくさんありますよね。
そんなアフィリエイト広告に疑問をお持ちの方に向けて、デメリット・メリットや広告出稿の方法についてまとめました。
[box05 title=”この記事を読むメリット”]
- アフィリエイト広告の成果の仕組みがわかる
- アフィリエイト広告出稿のデメリット・メリットがわかる
- アフィリエイト広告出稿の手順がわかる
- 広告主としてのASPの選び方がわかる
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㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
アフィリエイト広告とは?
アフィリエイト広告とは、アフィリエイターが運営するWebサイトやブログ、SNSに掲載する広告。
アフィリエイト広告を出稿するのは「広告主」です。
サイト・ブログの読者がアフィリエイト広告をクリックし、決められた条件を達成した際、広告主からアフィリエイターに対して報酬を支払います。
成果条件は、広告主の目的によって異なることがほとんど。
例えば「フィットネスジムの無料体験」の広告であれば、広告クリック後の申し込みや体験したレビューなどが成果対象となるでしょう。
アフィリエイト広告のしくみ
アフィリエイト広告を運用するには、以下の4つの存在が不可欠です。
- 広告主:広告を出稿する
- アフィリエイター:広告を掲載する
- 広告代理店:広告主の広告活動を代理で行う
- ASP:広告主とアフィリエイターの仲介業者
広告主
アフィリエイト広告は、広告主によって出稿されます。
広告主は、インターネット上で宣伝したい自社の商品やサービスを決め、アフィリエイターに広告掲載を依頼します。
アフィリエイトの広告主がアフィリエイターに広告を掲載してもらう方法は、以下の3つ。
- 広告主からアフィリエイターに直接交渉する
- 広告代理店にアフィリエイターへの交渉を依頼する
- ASP(アフィリエイターとの仲介サービス)を利用する
ただし、広告主が直接アフィリエイターと交渉する方法は、手間や時間がかかる上に思うような成果が出ない場合もあります。
広告代理店
広告主に替わってアフィリエイターとの交渉やASPへの登録を行うのが広告代理店です。
広告代理店にアフィリエイト広告の運用を依頼すれば、広告運用の手間を省けます。
また、広告代理店は広告運用のノウハウやスキルを豊富に持っているので、自社で運用するよりも高い成果を見込めるでしょう。
ASP
アフィリエイト・サービス・プロバイダーの略で、広告主とアフィリエイターの仲介を行う業者のこと
ASPは広告主から受け取ったアフィリエイト広告の素材をアフィリエイターに提供。
広告主から支払われた報酬を管理し、アフィリエイターへと渡す役割までを担っています。
アフィリエイター
アフィリエイターは、アフィリエイト広告を自分のWebサイトやブログに掲載します。
掲載するアフィリエイト広告は、広告主と直接交渉する方法とASPを利用する方法があります。
アフィリエイターはブログ等から広告の成果が出ると、広告主から支払われた報酬を受け取ることが可能。
アフィリエイターが報酬をアップさせるためには、より成果の出やすいジャンルを選んで広告を掲載することが効果的です。
アフィリエイト広告出稿のデメリット
アフィリエイト広告を出稿するデメリットは、以下の3つ。
- 固定費がかかる
- 効果が出るまで時間を要する
- 希望通りの広告掲載をコントロールするのは難しい
固定費がかかる
広告代理店やASPを利用するには、契約費用や月額などの固定費がかかります。
例えばASPの登録で月額1万円がかかった場合、アフィリエイト広告の成果がゼロであってもASPには1万円を支払わなくてはなりません。
しかし、広告によって報酬を得られれば、この固定費は意味のある出費になります。
効果が出るまで時間を要する
アフィリエイト広告は、アフィリエイターがWebサイトやブログに掲載し、サイトの訪問者が広告をクリックすることによって成果が出ます。
しかし、広告を出してすぐに実績の見込めるアフィリエイターと契約できるとは限りません。
アフィリエイターが運営するWebサイトやブログの集客力やコンテンツの内容によっても、期待できる効果は異なります。
アフィリエイターがすぐに成果を出せるとも限らないため、報酬獲得には時間を要すると考えておきましょう。
その点、「広告主がアフィリエイターから選ばれる」ASPのほうが、より多くの契約から報酬を期待できると言えます。
希望通りの広告掲載をコントロールするのは難しい
アフィリエイト広告は、広告を掲載してくれるアフィリエイターがいなくては成り立ちません。
アフィリエイターは広告の内容や成果の条件によって掲載する広告を選びます。
例えば以下のようにアフィリエイター側に不都合な場合、広告を掲載してもらうことができません。
- 成果に達成するまでの条件が多い
- 広告の内容がアフィリエイターのサイトに合わないと判断される
広告主の希望通りに掲載をコントロールするには、成果条件をよく考える必要があります。
例えば「無料ダウンロード」などの成果条件であれば、読者にとってのハードルが低く、アフィリエイターも広告を掲載しやすいでしょう。
アフィリエイト広告出稿のメリット
アフィリエイト広告を出稿するメリットは主に3つあります。
- 知識がなくても広告を出せる
- 認知度が上がる可能性がある
- 自社での集客の手間が減る
知識がなくても広告を出せる
広告の運用実績が無い、あるいは初めての場合は、広告運用の効果を出すことが難しい場合もあります。
せっかくコストをかけて広告を運用しても、実績が作れなければ勿体ないですよね。
また、広告主自らがアフィリエイターとしてブログ運用するには、ライターのスキルも必要です。
アフィリエイト広告を使えば、アフィリエイターが集客を行って自社商品・サービスを代わりに宣伝してくれます。
認知度が上がる可能性がある
アフィリエイト広告を出稿すると、様々なメディアで自社の商品やサービスを宣伝してもらえるようになります。
広告がユーザーの目に留まるほど、インターネット上での自社商品・サービスの認知度が上がります。
また、SNSであれば拡散機能があるため、実際に使った人から自社商品が広がる可能性も。
自社での集客の手間が減る
アフィリエイターはアフィリエイト広告経由の成果が自分の報酬になります。
そのため、自分のサイトにユーザーが集まるよう、コンテンツを作成して集客を行います。
集客をアフィリエイターに任せられるため、広告主は集客活動をする手間がかかりません。
アフィリエイト広告の出稿手順
広告主としてアフィリエイト広告を出稿する手順を、5つのステップで解説します。
STEP1:広告をASPに登録・審査
出稿したい広告をASPに登録します。
ASPへの登録には、審査が必要になる場合がほとんどです。
ASPにはそれぞれ特徴があり、得意なジャンルも異なります。
ASPに登録する際は、自社の商品やサービスに合ったASPを選ぶようにしましょう。
Amazonアソシエイト | Amazonショップ運営者/書籍・CD等の販売 |
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楽天アフィリエイト | 楽天ショップ運営者/物販・楽天サービス等 |
バリューコマース | Yahoo!ショップ運営者/生活・サービス |
もしもアフィリエイト | 総合 |
A8.net | 総合 |
afb | 美容・健康 |
アクセストレード | 金融・ゲーム |
JANet | 金融・VOD・電子書籍 |
広告主として初めて利用する場合は、総合ジャンルに強いASPの選択がおすすめです。
STEP2:PRシート・トラッキングタグ設定
ASPの審査に通過できたら、PRシートの作成とトラッキングタグの設定を行いましょう。
初期設定には、ASP側からPRシートへの入力が必要です。
PRシートへの入力内容
- 広告LPのURL
- 宣伝する商品の価格
- 成果報酬の条件・金額
- 広告の詳細
また、ASPから送付されたトラッキングタグを、LPに直接設置します。
アフィリエイトの成果を確認するためのタグのこと
タグを設置したら、正しく設置できているかのテストも行いましょう。
STEP3:商品と必要素材、成果報酬を設定
広告を出稿する商品の素材を準備し、成果報酬の条件を設定します。
広告素材の種類
- テキスト広告…文字で宣伝する広告
- バナー広告…画像・動画・アニメーションなどで宣伝する広告
- メール用テキスト…メルマガ配信等で宣伝するテキスト広告
アフィリエイターのサイトに集まった読者がクリックしたくなるような魅力的な素材を用意しましょう。
また、成果報酬の条件が厳しすぎるとアフィリエイターに広告を掲載してもらえない可能性もあります。
アフィリエイターに広告を掲載してもらうためには、最適な条件を設定することも大切です。
STEP4:アフィリエイターと契約
アフィリエイターが出稿した広告を選んだら、契約申請の通知が来ます。
ASPの登録後はアフィリエイターからの申請を待ちましょう。
申請を許可すると契約完了となり、アフィリエイターが広告を掲載できるようになります。
STEP5:アフィリエイターが自サイトに広告を掲載する
契約が完了したら、アフィリエイターが自分のサイトに広告を掲載します。
- アフィリエイターが自分のサイト・ブログで集客する
- サイト・ブログに訪れた読者がアフィリエイト広告を閲覧する
- 読者が広告の成果条件を満たす
- アフィリエイターへの報酬をASPに支払う
- ASPが広告主・アフィリエイターへ報酬を支払う
設定した成果報酬の条件が満たされたら、アフィリエイターに報酬を支払いましょう。
アフィリエイト広告(出稿側)の選び方
広告主としてアフィリエイト広告を出稿する際の選び方についてみていきましょう。
ランニングコストを考える
アフィリエイト広告サービスを選ぶ上で考えなくてはならないのが料金です。
ASPはほとんどの場合、契約時の初期費用と月額、成果が発生した時の成果料金が発生します。
月額は継続して支払うランニングコストになるため、サービス利用前に見積もりを出してもらい比較検討しましょう。
運用サポートが充実しているか
契約後に広告運用をサポートしてもらえるかどうかも確認しましょう。
アフィリエイト広告の効果を最大限に引き出すためには、定期的な改善も必要といえます。
運用経験が豊富なだけでなく、改善提案もしてくれる広告代理店・ASPを選ぶことが大切です。
配信先が多数存在するか
ASPを選ぶ時には、広告を掲載してくれるアフィリエイターが多く登録されているかも確認しましょう。
広告のターゲットになる層が集まるサイトに広告を掲載してもらえる方が、高い効果を期待できます
自社のイメージやPRしたい層が集まるサイトを運営している、アフィリエイターの登録数が大切です。
売りたい商品が得意なASPを選ぶ
ASPは、それぞれ得意な商品ジャンルが異なります。
そのため、アフィリエイター側も自分のサイトで扱う商品のジャンルが得意なASPに登録したいと考えるでしょう。
ASPの特徴によって、登録しているアフィリエイターの傾向も分かれています。
アフィリエイト広告出稿の際には、自社が売りたい商品に合っているか、ASPの特徴をチェックしましょう。
バナーやLP、記事作成も対応しているASPも
ASPによっては、バナー広告やLP、記事作成に対応しているASPもあります。
自社で広告素材の作成作業が難しい場合は、広告素材の作成に対応しているASPを選ぶのもおすすめです。
ASPが持つノウハウやスキルによって、読者がクリックしたくなる魅力的な広告素材やLPを作成してもらえるでしょう。
まとめ
この記事のまとめ
- アフィリエイト広告とは、広告主が出稿した広告をアフィリエイターが自分のサイトに掲載する広告のこと
- アフィリエイト広告出稿のデメリットはコストや時間だが、事前に分かれば対策可能。
- アフィリエイト広告出稿のメリットは、商品の認知度が上がり、集客をアフィリエイターに任せられること。
- アフィリエイト広告を出稿する際は、ASPそれぞれの特徴やかかるコストをふまえた検討が大切
アフィリエイト広告を出稿するには、アフィリエイターの存在が不可欠です。
アフィリエイターと直接交渉することもできますが、広告代理店やASPを活用することでより効率よく広告を運用できるでしょう。
アフィリエイト広告を出稿する際は、ASPごとの特徴を理解した上で自社にあったサービスを選ぶことが大切です。