WordPressにログインできず、お困りのあなた。
この記事では以下の原因や対処法を解説します。
この記事のまとめ
- エラーが表示されてログインできない
- メールアドレスやパスワードを忘れてしまった
- プラグインやテーマで不具合が起きている
この記事を読めば、WordPressにログインできない時のさまざまな不具合に対応可能です。
㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
WordPressのログイン方法を再確認!
まずは、正しくログインできているか今一度確認しましょう。
WordPressのログイン方法を以下の4パターンで解説します。
- PCからのログイン方法
- スマホからのログイン方法
- スマホアプリからのログイン方法
- デスクトップ用アプリからのログイン方法
それぞれ画像付きで解説するので、参考にしてログインしましょう。
PCからのログイン方法
Google等の検索エンジンから、”http://(ドメイン名)/wp-admin”で検索します。
ログイン画面が表示されるので、以下を入力します。
ログイン時の入力情報
- ユーザー名またはメールアドレス
- パスワード
- 「上に表示された文字を入力してください。」に応じたひらがな4文字
入力したら「ログイン」をクリック。
これでPCからログインできます。
スマホからのログイン方法
スマホからのログイン方法は、PCからのログイン方法と変わりません。
「PCからのログイン方法」を参考にログインしましょう。
スマホ用アプリからのログイン方法
ここではiOSの場合で解説します。
(Androidの方も多少画面が違いますが、同じようにできます。)
まずはWordPressのアプリをインストールします。
インストールが終わったらアプリを起動し、「既存のサイトアドレスを入力」をクリック。
下記の赤枠にあなたのサイトURLを入力し「次へ」を押します。
「ユーザー名」「パスワード」を入力し「次へ」をクリック。
これでアプリからのログイン完了です。
デスクトップ用アプリからのログイン方法
デスクトップ用のWordPressアプリをこちらからダウンロードします。
こちらはPCがMacの場合の画面ですが、WindowsやLinuxでもインストール可能。
あとはスマホ用アプリの方法と同じようにログインすればOKです。
お使いのMacが「インテル」「Appleシリコン」のどちらか分からない方は、以下の手順で確認できます。
左上のメニューバーのリンゴマークから「このMacについて」をクリック。
Intel(インテル)の場合「プロセッサ」の項目があります。
Appleシリコンの場合は「プロセッサ」ではなく、「チップ」となっているので確認しましょう。
WordPressにログインできない原因と対処法13パターン【図解】
上記のとおりログインを試みても、編集画面が開かないこともあるでしょう。
ここでは、WordPressにログインできない原因と対処法を以下の13パターン解説します。
- ログイン情報が間違っている
- ユーザー名・パスワードを思い出せない
- 大文字や全角の入力ミスがある
- アクセス制限がかかっている
- 別サービスにログインしている
- Basic認証が有効になっている
- 「403 Forbidden」のエラー表示がで出る
- 「404 Not Found」のエラー表示が出る
- 「500 Internal Server Error」のエラー表示が出る
- Cookieが影響している
- 接続エラーが生じている
- プラグインの不具合が起きている
- テーマに問題が生じている
実際の画面を入れながら解説するので、あなたの画面と照らし合わせて確認しましょう。
ログイン情報が間違っている
ログインできない場合、ログイン情報のいずれかを間違えていることがほとんどです。
WordPressのログイン情報を間違う例
- メールアドレスのドメイン(キャリア)を間違えている
- パスワードに打ち間違いがある
- ひらがなの語順が間違っている
特に、パスワードは「●●●」と表示されるため、気づかないうちに間違えてしまいます。
目のマークをクリックし、正しく打てているか確認してからログインするようにしましょう。
「ユーザー名またはメールアドレス」もしくは「パスワード」を思い出せない場合は下記へ。
ユーザー名・パスワードを思い出せない
「ユーザー名またはメールアドレス」「パスワード」を思い出せない場合の対処法は3パターン。
- 「パスワード」のみが思い出せない場合
- 「ユーザー名またはメールアドレス」のみが思い出せない場合
- 「ユーザー名またはメールアドレス」「パスワード」の両方が思い出せない場合
思い出せないものに応じて対処しましょう。
①「パスワード」のみが思い出せない場合
ログイン画面の下にある「パスワードをお忘れですか?」をクリックします。
「ユーザー名またはメールアドレス」にメールアドレスを入力し、「上に表示された文字を入力してください。」を入力。
その後「新しいパスワードを取得」をクリックします。
入力したメールアドレス宛に下記のようなメールが届きます。
「新規パスワード」が設定できるので、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた7文字以上で設定しましょう。
入力が終わったら「パスワードを保存」をクリックします。
これで新しいパスワード設定が完了したので、新しいパスワードでログインしましょう。
メールアドレスが分かれば「ユーザー名」「パスワード」を思い出せなくても、この方法で対処できます。
②「ユーザー名またはメールアドレス」のみが思い出せない場合
「ユーザー名」を思い出したい場合は、上記①と同様の行程で確認できます。
「パスワードをお忘れですか?」からメールアドレス・文字認証を入力し、届いたメールで確認しましょう。
「メールアドレス」を確認する場合は、「ユーザー名」「パスワード」でログイン。
WordPressの管理画面「設定」→「一般」をクリックすると、「管理者メールアドレス」から確認できます。
③「ユーザー名またはメールアドレス」「パスワード」の両方が思い出せない場合
上記3つの全てが思い出せない場合、「phpMyAdmin」を使ってメールアドレスを確認し、①の対処法でパスワードを新しく設定します。
WordPressの情報があるデータベースのことで、レンタルサーバーの管理画面からアクセスできる
契約しているレンタルサーバーによって少しやり方が違いますが、この記事ではConoHa WINGで解説します。
他のレンタルサーバーでもほぼ同じ動作で確認可能です。
ConoHa WING(あなたが契約しているレンタルサーバー)からログインします。
管理画面の「WING」から「サイト管理」→「データベース」をクリック。
やじるしの赤枠から、phpMyAdminにアクセスできます。
この時、「ユーザー名」はphpMyAdminのログイン時に必要なのでメモしましょう。
このパスワードを変更する場合、WordPress設定ファイルの調整が必要になります。
phpMyAdminのパスワードは下記に従って確認します。
ConoHa WING管理画面の「サイト管理」から「ファイルマネージャー」をクリック。
下記赤枠のファイル「public_html」を開きます。
そこに、あなたのサイトのドメイン名のファイルがあるので開きましょう。
「wp-config.php」を開くと、下記のような画面が表示されます。
赤枠がphpMyAdminのパスワードですのでメモしましょう。
これで準備が整ったので、phpMyAdminのログイン画面を開きます。
先ほどメモしたphpMyAdminのユーザー名・パスワードを入力し「実行」をクリック。
画面の左、下部にある「wp_users」をクリック。
下記画像の左の赤枠がWordPressに登録している「ユーザー名」、右の赤枠が「メールアドレス」です。
「ユーザー名」または「メールアドレス」をメモしましょう。
ユーザー名とメールアドレスが分かったので、WordPressのパスワードを、上記“①「ユーザー名」もしくは「パスワード」が思い出せない場合”に従って新規取得します。
メールアドレスの確認と新しいパスワードの設定が終わったら、再度WordPressにログインしましょう。
大文字や全角の入力ミスがある
WordPressにログインできないとき「ユーザー名またはメールアドレス」や「パスワード」の入力でミスしている場合がほとんどです。
大文字・小文字・全角・半角・記号などミスがないか確認して入力しましょう。
パスワードは目のマークをクリックし、一時的に表示させて確認するとミスを防げます。
アクセス制限がかかっている
WordPressにログインできないとき、アクセス制限がかかっている場合があります。
アクセス制限は主に下記の2種類です。
- 特定のIPアドレスからのみログインできるよう制限されている場合
- ログインに何度も失敗して制限される場合
特定のIPアドレスからのみログインできるよう制限されている場合
管理者からログインできないよう制限されている場合、管理者に制限を解除してもらう必要があります。
特定のIPアドレスからのみログインできるようになっており、あなたのIPアドレスではログインできないためです。
管理者にコンタクトを取り、解除してもらいましょう。
ログインに何度も失敗して制限される場合
不正ログインと見なされるため、何度もログインに失敗すると制限がかかります。
この場合、時間を空けて再度ログインするか、契約しているレンタルサーバーから「ログイン制限」を「OFF」にします。
例として、ConoHa WINGでの手順は以下のとおりです。
ログイン制限解除の手順(ConoHa WING)
- 管理画面を開く
- ①「WING」②「サイト管理」③「サイトセキュリティ」④「WordPressセキュリティ」の順にクリックする
- 管理画面ログインを「OFF」にする
他のレンタルサーバーでもほぼ同じようにログイン制限を解除できます。
ログインできたらセキュリティ強化のため、ログイン制限は「ON」に戻しておくとよいでしょう。
別サービスにログインしている
WordPressにログインできない場合、別サービスにログインしている可能性があります。
WordPressには「WordPress.org」と「WordPress.com」の2種類があり、一般的にWordPressというと「WordPress.org」のことを指します。
「WordPress.com」は、Amebaブログなどと同じように、WordPressの会社が提供するレンタルブログサービスです。
一方「WordPress.org」はWordPressをインストールして個人運営のブログで使用できます。
“WordPress ログイン”などで検索すると「WordPress.com」が出てくるので注意が必要です。
利用しているサービスと別のサービスにログインしていないか確認しましょう。
Basic認証が有効になっている
Basic認証が有効になっていてWordPreesにログインできない場合があります。
Basic認証はサイトのアクセス制限の1つです。
この設定をしていると、WordPressのログインとは別に下記のような認証画面が表示されます。
「ユーザー名」「パスワード」が分かれば入力して「OK」をクリックすればOK。
分からない場合は契約しているレンタルサーバーから変更するか、Basic認証をOFFにしましょう。
Basic認証をOFFにする方法
始めに先ほどと同様、レンタルサーバーにログインします。
管理画面から下記の順でクリック。
- 「WING」
- 「サイト管理」
- 「サイトセキュリティ」
- 「ディレクトリアクセス制限」
- 「+ディレクトリ」
ここで下記画像の赤枠からアクセス制限を消去すれば、Basic認証を無効にできます。
「403 Forbidden」のエラー表示が出る
「403 Forbidden」のエラー表示が出る場合、主な原因は以下の2点です。
- アクセス制限がかかっている
- レンタルサーバーの契約期限切れ
アクセス制限がかかっている場合
対処法は「アクセス制限がかかっている」と「Basic認証が有効になっている」を参考にしましょう。
レンタルサーバーの契約期限切れの場合
レンタルサーバーは期限を決めて契約するものなので、契約期限が終わるとエラー表示が出ます。
期限が切れていないか確認し、切れている場合は契約し直し、再度ログインしましょう。
契約期間は、レンタルサーバーの管理部分から確認できます。
「404 Not Found」のエラー表示が出る
「404 Not Found」のエラー表示でWordPressにログインできない場合があります。
原因は主に「WordPressアドレス(URL)」もしくは「サイトアドレス(URL)」を変更したための不具合です。
対処するには契約しているレンタルサーバーから正しい「WordPressアドレス(URL)」「サイトアドレス(URL)」に変更する必要があります。
ConoHa WING(あなたが契約しているレンタルサーバー)を検索し、ログインします。
下記の順でクリックしていきましょう。
- 「WING」
- 「サイト管理」
- 「データベース」
- 「phpMyAdmin」
phpMyAdminにログインします。
パスワードが分からないときは、上記“「ユーザー名・パスワードが思い出せない」の②「メールアドレス」と「パスワード」が思い出せない場合”の解説を参考にしましょう。
ログイン後、左のリストから「wp_options」をクリック。
上から2つの「siteurl」と「home」を編集します。
「option_value」をWordPressアドレスに設定すべきURLに変更します。
WordPressアドレスに設定すべきURLが分からない場合は、管理画面を開き、下記を参考に確認しましょう。
- 「WING」
- 「サイト管理」
- 「サイト設定」
- 「WordPress」
- 「サイトURL」
⑤の赤枠がWordPressアドレスに設定すべきURLです。
これで正しい「WordPressアドレス(URL)」「サイトアドレス(URL)」に変更できたので、再度ログインしましょう。
「500 Internal Server Error」のエラー表示が出る
「500 Internal Server Error」のエラー表示が出てWordPressにログインできない場合があります。
原因はPHPのバージョンが古くなり、WordPressに対応できていないためであることが大半です。
管理画面から下記の順でクリックします。
- 「WING」
- 「サイト管理」
- 「サイト設定」
- 「応用設定」
- 「PHP設定」
PHPバージョンを確認します。
2023年5月時点では7.4以上が推奨です。
7.4に満たないバージョンの場合は、ペンマーク(編集)から変更しましょう。
これでPHPバージョンの確認・変更が完了です。
Cookieが影響している
WordPressがログインできない原因にCookieが影響している場合があります。
CookieはサイトにアクセスしたユーザーのIDや閲覧履歴などを保存するものです。
Cookieが原因の場合は、削除する必要があります。
Cookieはブラウザで消去可能です。
この記事ではGoogle ChromeとSafariの場合で解説します。
Google Chromeの場合
Google Chromeを開き、以下の順にクリックします。
- 右上のメニュー
- その他のツール
- 閲覧履歴を削除
①期間を全期間にし、②左のチェック3点をいれます。
③最後に「データを削除」をクリック。
これでGoogle ChromeのCookie削除が完了です。
Safariの場合
Safariを開き、左上「Safari」から「履歴を消去…」をクリック。
消去の対象を「すべての履歴」にし、「履歴を消去」をクリック。
これでSafariのCookie削除完了です。
接続のエラーが生じている
接続エラーでWordPressにログインできない場合、原因はいくつか考えられます。
接続エラーはwebサイトとデータベースの接続に問題が生じたときにでるエラーです。
主な原因は「wp-config.php」の設定が間違っている場合。
「wp-config.php」の設定が間違っている場合は”ユーザー名・パスワードを思い出せないの②「メールアドレス」と「パスワード」が思い出せない場合”で解説した方法で「wp-config.php」を確認します。
データベース名やユーザー名、パスワード、ホスト名が正しいか確認しましょう。
プラグインの不具合が起きている
エラーでWordPressにログインできないとき、プラグインが原因のケースがあります。
1度プラグインを無効化して再度ログインしてみましょう。
契約しているレンタルサーバーから設定が可能です。
「サイト管理」から「ファイルマネージャー」をクリック。
「public_html」を開きます。
「ドメイン名」のファイルを開きます。
「wp-content」を開きます。
「plugins」を開きます。
無効化したいプラグインを右クリックし、「リネーム」で名前を変更します。
変更は元の名前から変わっていればOKです。
これでプラグインを無効化できました。
ログインできたら無効化したプラグインはエラーになるので、無効化したときと同じやり方で名前を戻しましょう。
テーマに問題が生じている
WordPressにログインできない原因はテーマに問題があるからかもしれません。
テーマでの問題も契約しているレンタルサーバーからテーマの名前を変更し、無効化しましょう。
先ほどの「wp-content」ファイルから、「themes」を開けばあとは同じです。
無効化したいテーマを右クリックし、「リネーム」で名前を変更します。
テーマを有効化したいときは、無効化したときと同じやり方で名前を戻しましょう。
それでもWordPressにログインできない時の問い合わせ先
これまでの対処法でもWordPressにログインできない場合があるかもしれません。
解決しない場合はWordPressの公式や使用テーマの公式、使用レンタルサーバーの公式に問い合わせしましょう。
WordPressの公式サイト
WordPressの公式サイトに「サポート」があるので、この記事で解決できない問題を質問しましょう。
過去に質問されたものも閲覧できるので、自分の質問に近いものがあれば参考になります。
WordPressテーマの窓口・フォーラム
WordPressのテーマごとに窓口・ファーラムがあるので、こちらで確認するのも手です。
使用している”テーマ名”で検索し、公式サイトから問い合わせしましょう。
【2024年】WordPress人気テーマおすすめ24選を比較|目的別に選べる!有料・無料のメリデメも解説WordPressのテーマが多すぎてどれがいいか分からないと悩んでいませんか? 無料テーマを使っているけど、有料テーマを検討し…
レンタルサーバー
契約しているレンタルサーバーの公式に問い合わせするのもよいでしょう。
こちらも”契約しているサーバー名”で検索し、レンタルサーバーの公式サイトから問い合わせしましょう。
レンタルサーバーの公式サイト
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まとめ
この記事のまとめ
- ログインできないとき、まずはメールアドレスやパスワードなど入力ミスがないか確認
- 入力ミスがなくWordPressにログインできないときは、原因別の対処法を実行
- どうしてもWordPressにログインできないときは、公式に問い合わせるのも手
WordPressにログインできないときは、まず簡単な入力ミスなどをしていないか確認しましょう。
入力ミスなどがなければ、どんなエラー表示が出ているのか、どこで不具合が起きているかを見つけ対処法を探します。
原因も対処法も分からない場合は、公式に問い合わせましょう。