ブログ記事の書き方を調べていると「ペルソナ」というワードをよく目にしませんか?
頻繁に目にするので重要性を感じますが実際は…
「ちゃんとペルソナを設定していない…」
「キーワード選定やリサーチが大変で、ペルソナ設定がめんどくさい」
「ぼんやりしていて、よく分からないから気にしていない」
このように、重要性が理解できず設定していない人がたくさん。
そこで今回は、ブログのペルソナ設定の重要性と作るコツについて解説します。
くわえて、記事を書く際に意識したいことをブログ初心者に向けて3つほどご紹介。
この記事を読むことでペルソナ設定の「重要性」と「奥深さ」がわかります。
㈱Woo代表。WordPressを魔改造してSEO戦争する人です。 WordPressプラグイン・テーマ「unify」開発者。 中央大学卒。元WEB系エンジニアでCMSやECサイト開発等をしてました。 2018年10月頃にブログ運営を開始。2020年独立し、2021年法人化。
ブログのペルソナとは?
ブログを執筆する際のペルソナとは、「あなたがイメージする読者像」です。
ペルソナといっても、「〇〇に困っている人」だけではイメージが足りません。
年代や性別、検索の目的、どんな人物かまでイメージを作る必要があります。
ペルソナ作りは読者ニーズを捉えるために重要なプロセスです。
記事の方向性や良質なコンテンツ作成に欠かせないので、しっかり作りましょう。
ブログのペルソナとマーケティング用語の違い
ペルソナという用語はブログだけでなく、マーケティングでも使用されています。
「ユーザーのニーズを捉える」という目的は同じですが、異なる点はイメージ範囲です。
それぞれのペルソナ設定でのイメージ範囲は以下になります。
マーケティングでのペルソナ | ブログでのペルソナ |
---|---|
|
これらを身近な人でイメージすると◎。 |
正直、マーケティングのペルソナ設定は細かすぎですよね…。
ここまで細かいと、読者イメージが逆にぼんやりしてペルソナ設定が面倒になります。
結果、コンテンツが読者ニーズから外れてしまい、読者は記事を読んでくれません。
ブログのペルソナ設定は、「読者ニーズを捉えること」が目的です。
細かく設定して本末転倒にならないように、注意しましょう。
ブログでペルソナを設定する理由
さきほど少し触れましたが、ブログでペルソナを設定する理由は「読者ニーズを捉えること」です。
読者ニーズを捉えることで、読者に寄り添った高品質な記事を執筆できるでしょう。
品質の良い記事はGoogleでも評価されるので、ブログのアクセスや収益UPにつながります。
しかし、「ペルソナ設定なんて難しい…」と感じませんか?
私も始めは同じように感じていましたが、今はペルソナをしっかり設定しないと記事が書けません。
単純に、「読者目線での記事ができているか」という点でペルソナ設定は重要なんです。
ですので、ペルソナ設定は欠かさずに、読者に寄り添ったコンテンツを目指しましょう。
ブログのペルソナの具体例
結論から話すと、「読者の顔が浮かべばOK」です。
ですが、「読者の顔」を強くイメージするために「イメージ材料」を想定しましょう。
イメージ材料の例として、以下が挙げられます。
- 副業ブログで月5万稼ぎたい男性
- 40代までに結婚したい男女
- 毎月貯金ができずに困っている20代男女
上記のように、ジャンルに沿って「年齢」「性別」などのイメージ材料を用意します。
次に、用意したイメージ材料を身近な人物に当てはめてみてください。
ブログのペルソナ設定の具体例
- 副業ブログで月5万稼ぎたい男性…友人
- 40代までに結婚したい男女…会社の同僚
- 毎月貯金ができずに困っている20代男女…過去の自分
このように、イメージしやすい身近な人を選ぶと、読者ニーズを捉えることが楽になるでしょう。
身近にいない場合は、ドラマや小説などの人物でもOK。
ちなみに、この記事のペルソナは「ペルソナ設定を難しく思っていた自分」を設定しています。
ですので、ペルソナは細かく設定せずに、イメージしやすい人物がおすすめです。
ブログのペルソナの作り方とコツ
ここでは、ブログ運営でのペルソナの作り方と、コツについてご紹介します。
覚えておきたいペルソナの作り方とコツは、以下の5つです。
- キーワードを選定する
- 読者の年齢層を捉える
- 読者の検索意図を捉える
- 読者の潜在意識を捉える
- 構成や表現方法を考える
「ちょっと多いな…」と感じるかもしれませんが、すべて大切なことです。
キーワードを選定する
はじめに、キーワードを選定しましょう。
狙うキーワードがなければブログ記事の方向性が決まらず、正確なペルソナ設定ができません。
結果、読者ニーズから逸れた記事ができてしまいます。
そして、徹底したキーワード選定は、稼げるブログ運営には欠かせません。
くわえて、大量のキーワード状況の把握と管理が必要です。
以下の記事では、そんな大変なキーワード管理をしてくれるツールを紹介しています。
便利なツールをどんどん活用して、多くのブロガーとの差を広げましょう。
【作業時間30%削減】キーワード管理xGoogle連携プラグインをリリースしました!キーワード管理や順位計測などを、WordPress上で一元管理できるようにするプラグインです。 弊…
読者の年齢層を捉える
次に、必要であればキーワードからペルソナの年齢層を捉えましょう。
なぜなら、人は年齢によりさまざまな悩みをもっているからです。
ブログ読者の年齢によっては、同じジャンルでもニーズに違いがでてきます。
具体例として、検索キーワード「ダイエット 方法」で見てみましょう。
年齢層で読者ニーズが違う例
- 読者が20代の場合
→モテたい気持ちを視野に、筋力トレーニングを中心としたダイエット記事を書く
- 読者が50代の場合
→気になる健康状態を視野に、食事面を中心としたダイエット記事を書く
このように、年齢から悩みや不安をイメージし、より読者ニーズに近いコンテンツを提供できます。
ですので、年齢層を考えて、広いジャンルからでも的確な読者ニーズ提供を目指しましょう。
読者の検索意図を捉える
このタイミングで、選定した検索キーワードからペルソナの検索意図を捉えましょう。
検索キーワードは一言で説明すると、ブログ読者の悩みが顕在化したものです。
このように言葉として外に現れるニーズは「顕在ニーズ」と呼ばれることも。
具体例を、「筋トレ」をテーマとした検索キーワードで見てみましょう。
検索キーワードにより見えてくる読者像
- キーワード:「筋トレ やり方」
筋トレ初心者が検索しそう→基礎的な内容を網羅する
- キーワード:「筋トレ 背中 ダンベル」
筋トレ経験者が検索しそう→専門性のある解説が必要
このようにキーワード次第で、伝えるべき内容もガラッと変わります。
キーワードに対する検索意図は、Yahoo!知恵袋や検索結果からも読み取れることも。
ですので、的確な検索意図は、選定したキーワードや検索結果から捉えましょう。
読者の潜在意識を捉える
検索意図と同じタイミングで、ブログ読者の潜在意識も捉えましょう。
「潜在ニーズ」とも言われ、読者ですら気づいていない欲求を指す。
例として「ブログ 始め方」というキーワードで、顕在意識と潜在意識を見てみましょう。
顕在意識(顕在ニーズ) | 潜在意識(潜在ニーズ) |
---|---|
|
|
このように、悩みを解決した先にある読者への利益が、潜在ニーズです。
コンテンツに深みを加えるためにも、潜在ニーズはしっかり捉えましょう。
構成や表現方法を考える
最後に、ブログ記事構成や表現方法をペルソナ目線で考えましょう。
検索ユーザーは、検索ジャンルの初心者・経験者に分かれることが多め。
そのため、立場に合わせて構成・表現方法を変えなければ、読者ニーズは満たせません。
例えば、初心者目線での記事の場合。
- 記事構成…ジャンルの基礎・重要な内容をはじめに紹介する
- 表現方法…専門用語、業界用語は使用しない ※使用する場合は解説を加える
このように、情報を理解してもらうためには「読者の目線」になることが大切です。
ですので、「読者に分かりやすく伝える」ことを念頭において執筆していきましょう。
ブログのペルソナを設定したら
それでは、ペルソナを設定したらブログ記事を書いてみましょう。
ブログ執筆で意識したいことは、以下の3つになります。
- 記事の構成は最初に作る
- 細かいことは気にせずに書き上げる
- 最後に文章を音読する
ですので、これから紹介する3つのポイントを参考にしてみてください。
では、一つずつ説明していきますね。
記事の構成は最初に作る
はじめに、ブログ記事の構成からつくっていきましょう。
理由として、記事全体に自然な流れをつくるためです。
不自然な流れをつくってしまうと、読者にとって分かりにくい記事ができてしまいます。
すると、記事を読むのが苦痛になり読者の離脱につながることに…。
前後の見出しには関連性をもたせ、見出しだけで意味が伝わる記事構成をつくりましょう。
細かいことは気にせずに書き上げる
次に、文字数や文章の出来栄えは気にせず、ブログ記事を書き上げましょう。
文字数については、文字を増やそうとすると「冗長的な文章」ができてしまうからです。
逆に、文字の少ない文章は、端的で読みやすい文章になります。
文章の出来栄えは、数をこなすことで自然に身についてくるので心配無用です。
また、ブログ記事はいつでも書き直せます。
なので、まずは「記事を書き上げること」をゴールにしてみてくださいね。
ただし、雑な執筆は問題ですので誤解してはいけません。
最後に文章を音読する
さいごに、ブログ記事を書き上げたら、文章を音読しましょう。
実際に音読してみると、作った文章の誤字脱字に気付きます。
また、文章の違和感や、長すぎる文章を見つけることが可能です。
違和感は「音」で、文章の長さは「読んでいて疲れないか」を意識しましょう。
記事毎に行うことで、「短く伝わりやすい文章」へ近づいていきますのでオススメですよ。
この章の内容は、以下の記事から要点をざっくり抜粋しました。
ブログ記事の書き方にもお悩みな人は、ぜひチェックしてみて下さい。
まとめ
この記事のまとめ
- ブログのペルソナとは、「あなたがイメージする読者像」
- ブログのペルソナ設定は、読者ニーズを捉えるために必須
- ブログのペルソナ作りのコツは、読者の検索意図・潜在意識を掴むこと。
- ブログのペルソナによって構成の仕方や表現方法を変えることが重要。
ブログで稼ぐなら、Googleや読者に高く評価される記事を書く必要があります。
そこで、「ペルソナ設定」は必須になります。
「ブログのペルソナ設定は正直なところ面倒…。」
この気持ちを突破すれば、多くのライバルとの差を広げられますよ。
大量の情報が流れるネットでは、読者ニーズを満たす記事がユーザーに求められています。